強豪復活! ディアブロッサ高田が3年ぶりの全国へ。冬大会移行後初の奈良県大会制覇!!/第40回全日本少年サッカー大会 奈良県大会
2016年11月22日
大会情報ディアブロッサ高田、冬大会移行後初の全国へ
(文・写真●貞永晃二)
11月19日(土)、橿原公苑陸上競技場において、「第40回全日本少年サッカー大会 奈良県大会」の決勝が行われ、ディアブロッサ高田(以下、ディアブロッサ)がセントラル奈良を3-0で下した。全国の舞台は3年ぶり15回目の出場となる。
時折小雨が降るものの、幸い試合への影響はなく、無事にキッフオフを迎えた。試合は序盤から優勝候補のディアブロッサがセントラル奈良を自陣に押し込んでいく。開始1分経たずに大ピンチを迎えたセントラル奈良だが、GK東斗人くんの勇気ある飛び出しで難を逃れる。
その後もディアブロッサのパスとドリブルを効果的に織り交ぜた攻撃がセントラル奈良を圧倒し、2分に1回はシュートがゴールを襲う。ディアブロッサは10分にはポストに嫌われ、11分にはGKの好セーブに阻まれるなど、どうしてもセントラル奈良ゴールを揺らせない。それでもディアブロッサの選手たちに焦りの色はなく、前線から中盤、そして最終ラインへと戻し、時にはGKまで使って組み立て直す冷静さを見せる。
セントラル奈良の粘り強い守備をこじ開けられず0-0で前半を終えたディアブロッサだったが、後半4分ついに先制点を挙げる。ほぼ正面からMF九鬼愛斗くんの右足ミドルシュートがセントラルに突き刺さると、ディアブロッサもようやく安堵の表情が見られた。
先制してさらに攻勢を強めるディアブロッサは2分後、サイド攻撃から崩してMF濱上大輝くんが左スミに正確なシュートを決め、点差を広げる。反撃したいセントラル奈良だが、中盤でボールを奪うまではできても、アタッキングサードまで上手くボールを運べずチャンスらしいチャンスを作れない。その間もディアブロッサは攻撃の手を緩めず、9分には野田徹生くん、15分にはFW鈴木大翔くんの好シュートが飛ぶ。セントラル奈良GK東くんはこの2本は必死のセービングで止めたが、18分のFW鈴木くんの左足シュートは防げずついに3-0。このままタイムアップを迎えた。
ディアブロッサ高田は2013年まで5年連続全国大会出場を果たしながら、一昨年は決勝敗退、昨年は準決勝PK負けという悔しい思いをしていただけに喜びもひとしおだろう。
川上弘仁監督は「こういった試合展開(前半0-0)になると思っていました。ここまでたくさん点が入る試合が多かったので、点が入らなくても普通にやっていたらあと何回チャンスを作れるかな、そこで1点とれたらいいなと。何回か試合をした相手でGKがいいことも選手たちはよく分かっていましたし。選手たちはハーフタイムにも焦っている様子はなく、『とにかく守備を徹底してやりながら前半これだけチャンスがあったから、後半もみんなで崩しに行けばチャンスがあるよと』と話しました。やってきたサッカーが出せたかなと思います」と振り返っていた。
■ディアブロッサ高田 キャプテン・川口将仙くんのコメント
(勝ったのにあまり笑っていなかった?)いえ、嬉しいです(笑)。前半は予想内で、こういう試合になると思っていました。(後ろから見て今日の攻撃はどうでしたか?)いい攻撃をしていたし、時間がたっぷりあるからゆっくり行こうと思って、ハーフタイムには、力を抜いて一本一本をちゃんと決めようと話していました。全国大会では、自分の力を思い切りぶつけてどれだけ通用するのかを試してみたい。目標は全国優勝です。
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