ビギナーのサッカー指導者は知っておきたい「コーチに必要な4つの要素」

2017年01月26日

サッカー練習メニュー

サッカー経験がなくとも、自身の子どもがサッカーをプレーしていれば「コーチ不足」で突然チームのコーチを任されるというお父さんも少なくないのではないでしょうか。そんなビギナーのサッカー指導者のために知っておきたい心構えとトレーニングメニューの例をひとつ紹介します。

監修●平野淳(ファンルーツ) 再構成●ジュニサカ編集部

『ジュニアサッカーバイブル5 小・中学生のサッカーチームをつくろう!基礎からわかる!コーチ養成講座』より一部転載


サッカー教室イメージ

サッカーコーチは子どもたちに大きな影響を与える存在

 みなさんが、サッカーのコーチになろうと思ったのはどういった理由でしょうか。「小中高とサッカーをやってきて指導に興味があるから」「サッカー未経験だけど、ほかにコーチをやる人がいないから」というように理由はさまざまだと思いますが、誰かしらの影響を受けてコーチになったという方が多いのではないでしょうか。

 私もこの世界に入りたいと思ったのは、高校時代の恩師からの影響です。コーチとは、サッカーという共通項の中で大切な時期を過ごしながら、子どもたちに大きな影響を与える存在といえるでしょう。それをコーチ自身が強く認識しなくてはなりません。

 だからこそ、身なり・服装・行動・言葉かけといったことから、気を配ることが必要なのです。コーチが「バカ野郎! 何やってんだ!」などと高圧的な声かけをしているチームでは、選手たちが伸び伸びとサッカーをできていないものです。チームとは、コーチを映す鏡といえるのかもしれません。

■コーチに必要な4つの要素

1.オープンマインド
多くの経験を積んでいても、経験だけで指導するのには限界が訪れるものです。自分を表現し、人の意見に耳を傾け、聞き入れる態度・姿勢を持たなくてはなりません。
2.誠実さを持つ
特に上手な選手を甘やかすケースが多くありますので、すべての選手に同じ目線で接し、全員にチャンスを与えましょう。わからないことが出てきた場合には、積極的に勉強することも大切です。
3.パッション(情熱)
よい指導、よい練習をしようとする前向きなエネルギーを常に持ちながら、子どもたちの指導に積極的に取り組み、子どもたちの成長を第一に考えていきまましょう。
4.忍耐
目先の勝利を追うのではなく、長期的な視点で、子どもたちの成長を考えます。意味のある失敗を認める余裕を持ちましょう。指導とは常に忍耐との戦いです。

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