新座片山が“強豪対決”を制し『第11回 埼玉県第4種新人戦』を制覇/決勝レポート
2017年02月20日
大会情報(文・写真●山本浩之)
新座片山フォルティシモ少年団がPK戦の末に「第11回埼玉県第4種新人戦中央大会」を制す
2月19日(日)に「第11回埼玉県第4種新人戦中央大会」の決勝が朝霞中央公園陸上競技場であり、新座片山フォルティシモ少年団(以下、新座片山)と江南南サッカー少年団(A)(以下、江南南A)が対戦。新座片山が1-1(PK:3-2)で優勝を決めた。
新座片山は、試合直前のベンチから選手たちの笑い声が聞こえるなど、リラックスした状態でキックオフを迎えることができていたようだ。だが、試合が始まると、選手たちは引き締まった表情になり、「出だしに拘るよう!」にとの池上監督(新座片山)からの指示通りの動きをみせた。
序盤から、前線に位置する15番・間琥太郎くん、9番・戸祭博登くん、それに2列目の24番・ムハンディラム オネットくんの3人が攻撃の形をつくり積極的にシュートを放っていく新座片山は、9分になって、24番・ ムハンディラムくんのコーナーキックからのボールを7番・熊谷康正くんが決めて先制に成功する。
だが後半になると、江南南Aが好機を作り出す。前半は2本に抑えこまれたシュートも徐々に本数が増えていく。
あわやゴールかというポスト直撃の場面には、新座片山守備陣に対応されたが、後半10分にフリーキックからのボールを8番・上西遥喜くんがダイレクトで合わせ、試合を振り出しに戻す。
その後は、両チームとも決め手に欠き、延長戦に突入したが、5分ハーフの前後半でもゲームは動かず、決着はPK戦に委ねられることとなった。そのPK戦では、両チーム1人目はゴールを成功させたが、次のキックを先攻の江南南Aが決めることができず、3人全員がゴールネットを揺らした新座片山に軍配が上がった。
■優勝 新座片山フォルティシモ少年団 相馬輝夢主将のコメント
前に江南南と対戦したときにはやられてしまって、片山よりも強いのが分かっていたので、しっかりと気持ちを引き締めて臨みました。このチームは、ひと言でいうと「積極的」なチームです。決勝では、シュートも打てていましたし、仕かけもよかったので、いい感じで力を発揮することができていたと思います。新人戦に優勝して、いい形で(新チームの)スタートを切ることができました。これから全国制覇の目標も叶えて、来年の今頃には喜んで卒団を迎えられているような感じのチーム(笑)。そんなチームになれるように頑張ります!!
■優勝 新座片山フォルティシモ少年団 池上良彦監督のコメント
試合前には「江南南のほうが実力は上だから、今できることを一生懸命にやろう!」ということを言って送り出しました。出だしから、子どもたちが強い気持ちで戦ってくれました。江南さんのトップの選手が上手いのは知っていましたが、彼にプレーをさせる前にプレッシャーをかけてボールを奪うことができていました。正直なところ、(決勝の)プレッシャーは全然ありませんでした。むしろ(子どもたちの)実力でどこまで勝負できるのかを楽しみにしていた試合でした。PKまでもつれましたが、満足のできる戦いだったと思います。
去年の6年生は、新人戦で負けてしまいましたが、それでも全国(全日本少年サッカー大会の埼玉県第2代表)まで食い込めたというのは、悔しい思いをバネにして頑張ってきたからだと思います。だから、(新6年生は)今回優勝していい思いをした分、これから当然他のチームからのマークも厳しなってくるので、それに負けないように練習に励みたいと思います。やっぱり勝てばうれしいので、勝ちにはこだわっていきたいですね。子どもたちには「うれしい!」と思った気持ちを今後に活かすことのできる選手になってもらいたいと思っています。
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