キントバリオが五本木FCとの打ち合いを制し、MUFGカップ優勝を飾る/決勝レポート
2017年02月21日
卒業記念サッカー大会 第10回MUFGカップ
(文・写真●高橋大地/ジュニサ編集部)
決勝は両チーム合わせて9ゴールが飛び出す乱打戦に
2月18日(土)と19日(日)の2日間にわたり、ヴェルディグラウンドにて『卒業記念サッカー大会 第10回MUFGカップ』の東京大会が行われた。
同大会は、「卒業間近の小学校6年生を対象に、小学生年代をともに過ごしたチームメイトと最後の思い出となる機会を提供する」ことを目的に行われ、今年で10回目の開催となる。
今大会の決勝に勝ち進んだFCキントバリオ(以下、キントバリオ)と五本木FC(以下、五本木)はともに選手個々の能力が高く、試合はお互いが点を取り合う好ゲームとなった。
口火を切ったのはキントバリオ。前半8分に99番・始澤優人くんがゴール前に抜け出し「(GKと)1対1の状態だったので、打つしかないなと思って打ちました」と、放ったシュートは枠に吸い込まれ幸先よく先制ゴールを奪った。
試合は開始から、キントバリオが2枚のCBから攻撃を組み立ててボールを保持する場面が目立ったが、流れを握っていたのは五本木だった。パスコースを限定しながら、中盤とDFラインで激しくボールを奪い、縦に素早く当てて逆サイドに展開する形が非常に機能していた。
明確な戦い方で、失点しても慌てずに有効なプレーを続けた五本木は、前半11分にCKから23番・平澤依大くん、前半15分にカウンターから35番・神谷友騰くんがゴールを奪い、瞬く間に逆転に成功する。しかし、キントバリオもこの日決勝までの2試合で6ゴールを決めている23番・依田悠希くんのゴールですぐさま試合を振り出しに戻す。
2−2で折り返した後半。先手を奪ったのは、またしてもキントバリオ。後半2分、ゴール前の混戦に始澤くんと依田くんが立て続けにゴールを狙うものの、五本木守備陣に阻まれる。しかし「こぼれ球を狙っていたら、ボールがGKに当たって跳ね返ってきたので、それを自分の力を振り絞って打った」と、25番・大野悠馬くんの放ったヘディングシュートが決まり3−2。再びキントバリオがリードを奪った。
逆転ゴール後は、ビルドアップの部分を2CBの持ち出しなどで修正したキントバリオが優勢に試合を進めていたが、後半13分に五本木の20番・田中七波斗くんが左足でネットを揺らし3−3。勝負の行方は延長戦にもつれ込んだ。
5分ハーフで行われた延長戦。試合が決まったのは延長後半2分。決めたのは、再び依田くんだった。「チームにも流れが来ていたところでのゴールで、(延長戦は)5分ハーフだったので大きかったと思います」と振り返った言葉通り、エースがチームに勢いをもたらす勝ち越しゴールを奪ったキントバリオが試合終了までにさらに2点を追加してタイムアップ。6−3でキントバリオが優勝の栄冠を手にした。
素晴らしい形で“小学生年代のサッカー”に花を添えたキントバリオの選手たち。そのなかで「ん〜、もうちょっとできたかな…」と、表彰式後にため息をついたのは、5年生の丸山駿翔くん。延長後半にチームの5点目となるゴールを決めてチームの勝利に貢献したものの、自らのプレーに納得はいっていないようだった。
「来年も大会に出たら、今年よりももっと点を決めてチームのみんなをまた優勝に導きたい」と丸山くんが先を見据えるように、3月で卒業する6年生にとっても、悔しい思いをした選手たちにとっても、目標や課題が見つかる充実した大会になったようだ。
■優勝 FCキントバリオ 加藤次郎監督のコメント
本当に苦しい試合でした。けれど、試合前には「決勝戦って簡単じゃないよ」という話はしていて「苦しい試合を乗り越えていくことに格好良さとか優勝の価値があるから、粘り強くやろうよ」と約束した通りやってくれました。選手たちはすごく格好良かったと思います。
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