「野菜を食べなさい!!」では“野菜嫌い”は直らない。子どもが苦手を克服する方法
2018年02月23日
コラム
(イラスト●まえかな)
一緒に料理を作り、食材の栄養の効果を伝えてあげよう
日本代表でも活躍していた選手が野菜をたくさん食べるようになったら体に変化があったという選手がいました。野菜が嫌いだったのではなく、あまり重要ではないと思っていたそうです。好きなご飯やお肉を中心に食べ野菜は添える程度しか食べていませんでした。
あるとき、私がその選手に野菜の大切さを説明すると、意識して野菜を食べるようになりました。しばらくたって選手に体の変化を聞いてみると「体が軽くなって、継続的に走れるようになりました」と嬉しい報告をもらいました。野菜の力、すごいですね。
好き嫌いが多いと、遠征先での食事も偏りがちになります。それが長期遠征となれば、体調を崩す原因になることも。好き嫌いをなくす、ということはどこでも出された料理を食べられる選手になるということ。それは将来、海外で活躍したいと夢を持つ選手にも必要な条件になります。
誰にでもどうしても苦手な食べ物があると思います。苦手なものは、好きな料理に混ぜて食べる、好きな味つけにするなどの方法がありますが、子どもの場合はお母さんと一緒に料理をすると食べられるようになることが多いようです。
その食材の栄養やそれがどんな効果があるのかをしっかり伝えることで食べられるようになることも。「速く走るためにはこの野菜のこのビタミンが必要だよ」という説明も効果的です。
プロフィール
森 裕子
岐阜県多治見市出身、在住。旧姓、間宮。名古屋女子大学家政学部管理 栄養士専攻卒業後、管理栄養士を取得。現在、名古屋グランパスの栄養 アドバイザーとして食育講演を中心に活動中。著書・監修本に『名古屋グランパス 勝利の食堂』、『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル 新装版』、『身長をぐんぐん伸ばすための本』(株式会社カンゼン)の他、『勝てる子どもの げんきごはん』(主婦の友社)などがある。
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカ公式Youtubeチャンネルはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!2025.09.17
-
U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】2025.09.08
-
U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!2025.09.08
-
フットサル日本代表メンバー発表!【AFCフットサルアジアカップインドネシア2026予選】2025.09.05
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】
- 町クラブから選抜された選手たちがスペインで武者修行!バレンシアやビジャレアルなどと対戦
- U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!
- 縦割りの練習、危なくない?
- サッカーを心から楽しむ。日本代表・中島翔哉の少年時代
- 岡崎慎司選手がもたらした知られざる経済効果。中学時代を過ごした街クラブに1300万円を生む『連帯貢献金』とは
- 東京都伝統の『TOMAS CUP』で輝いた5人の選手たち!/ジュニサカMIP
- 指導者たちに聞く!現代の環境の中で求められる指導法とは/座談会企画<後編>
- 熱中症対策にオススメ!!手軽にとれる栄養満点の食材とは?
- 「自分を客観視する機会」が成長につながる。子どもに「気づき」を与える指導者のアプローチとは【3月特集】