「第15回JFA関東ガールズ・エイト サッカー大会」は神奈川県TC U-12 バンデが千葉県トレセンU-12 グリーンを下し優勝を飾る!!/決勝レポート
2018年02月26日
キヤノン ガールズ・エイト 第15回JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会
取材・写真・文●中澤捺生
主将が”ハットトリック”の活躍!
2月24日(土)、25日(日)に「キヤノン ガールズ・エイト 第15回JFA関東ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」が、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場・スポーツ広場で行われ、決勝戦で神奈川県TC U-12 バンデ(以下、神奈川バンデ)が千葉トレセンU-12 グリーン(以下、千葉グリーン)を下し、優勝を飾った。
同大会には関東各都県から24チームの女子トレセン選抜チームが参加(栃木:2、群馬:2、埼玉県:4、千葉県:4、東京都:5、神奈川県:4、山梨県:1、茨城県:2)。試合は3ピリオド制(12分×3)で行われた。
初日に予選リーグ(A~F各組4チーム)が行われ、上位2チームが決勝リーグに進出。2日目に行われた決勝リーグ(1~4組各3チーム)で1位になった、東京都選抜SUMIRE、神奈川バンデ、千葉グリーン、群馬県トレセン レッドの4チームが決勝トーナメントに進出した。
準決勝はともに1点差の僅差となった。接戦をものにした、神奈川県バンデと千葉グリーンが決勝の舞台に勝ち上がった。
多くの観客が見守るなか行われた決勝戦、試合が動いたのは第1ピリオドの6分だった。ペナルティエリア外、中央で縦パスを受けた神奈川県バンデの14番・佐々木優芽さんが反転して前を向くと、豪快なシュートを決め、先制に成功する。対する千葉グリーンもすぐさま反撃を開始。16番・谷口真由さんと11番・菅野向日葵さんが立て続けに際どいシュート放つもゴールは奪えず、神奈川県バンデリードで第1ピリオドを終えた。
第2ピリオドは千葉グリーンが主導権を握る展開に。開始早々に惜しいチャンスを作ると7分には15番・角田莉夏さんが裏に抜け出し、エリア内に侵入。シュートを放つもゴール左に外れた。11分には9番・西谷地綾香さんがネットを揺らすも、オフサイドの判定に。決定機を多く作ったものの、同点弾を決めることはできなかった。
1-0で迎えた第3ピリオド、神奈川バンデは主将の中村菫さんを投入。すると、この采配が見事に的中する。
「出場したいという気持ちを最大限に高めさせて『爆発しておいで』と言って送り出しました。(神奈川TC 福田将也監督)」
第3ピリオドの3分。「目があったら裏に走りだしたので、決めてくれることを願いました」と話す10番・久保田真生さんが絶妙なスルーパス。裏に抜け出した中村さんがGKとの1vs1を制し、スコアを2-0に。1分後には再び、GKとの1vs1を冷静に沈めると、1点を返された直後にもコーナーキックからヘディングでゴールをあげ、約10分間でハットトリックを達成。
結局、神奈川県バンデが主将の活躍もあり4-1で快勝。優勝を手にした。
「第3ピリオドから出場してハットトリックができて凄く嬉しかったです。周りのみんながサポートすることを意識しながらプレーをしていました。それが優勝できた一番の要因だと思います。中学ではナショナルトレセンのメンバーに入ることが目標です。将来は、はなでしこジャパンに入って活躍したいです。(神奈川県バンデ主将・中村菫さん)」
中村さん同様「キヤノン ガールズ・エイト 第15回JFA関東ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」に参加した多くの選手たちが将来「なでしこジャパン」を目指している。このなかから多くの選手の”夢”が叶うことだろう。
■神奈川県TC U-12 バンデ 福田将也監督のコメント
準決勝も決勝戦も厳しい戦いになることは分かっていました。彼女たちには「気持ちで負けないように」と言ってピッチに送りだしました。ある程度、戦い方については伝えていましたが、そこから、肉付けをするのは彼女たちです。特に攻撃は、決まりごとを作ったわけではなく、彼女たち自身がアイデアをだしていました。色々なパターンからゴールを決めていたので、それを見ていて私もすごく楽しかったですし、成長を感じることができました。この大会で「真剣勝負を楽しみなさい」という話をしました。真剣にサッカーをすることで楽しさは生まれてきます。多くの観客、保護者の方に(決勝戦を)観て頂いて、そのなかでプレーできる幸せを感じてほしいです。中学校に上がっても真剣にプレーしてサッカーを楽しめる環境にいてほしいですね。
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