4種(小学生年代)を支える町クラブの存在意義とは? サッカーが日本の文化となるために改めて考えなおしたいこと
2014年11月02日
コラム日本サッカーの強化と普及と、町クラブの存在は密接な関係があります。ここで教わった子どもたちが、末永くサッカーを楽しみ、また次の世代にサッカーの楽しさを伝えていく。それこそ生涯スポーツとしてのあるべき姿なのではないでしょうか。そして、その子どもたちと接する指導者に求められる役割は極めて重要です。町クラブの存在意義、改めて考えなおしてみませんか?
文●鈴木康浩 写真●編集部
『ジュニアサッカーを応援しよう! Vol.29夏号』P066-070より一部転載
日本サッカーはジュニアの町クラブなくして成り立たない
日本サッカーはジュニアの町クラブなくして成り立たない――。全国に8500あると言われる町クラブは、日本サッカーのピラミッドの底辺を支える。ボランティアの指導者たちを中心に不断の努力が当たり前のように日々営まれているが、それが当たり前すぎて、当然のもののように思っている節がないだろうか。
うまい選手や強い選手は、町クラブの肥沃な土壌なくして現れないし、強豪クラブチームは町クラブなくして成り立たないものなのだ。
そこで今回は、すぐ身近にある町クラブの指導者に焦点を当て、なぜその指導なのか、を問うていく。そこから町クラブの存在意義のようなものが見えてこないだろうか、という試みである。お話を聞いたのは、東京都西東京市で活動するいづみフットボールクラブの松村俊英さん。
松村さんは横浜フリューゲルスの前身、全日空横浜クラブでプレー。中学生年代にすでに名を馳せていた松村さんは、高校年代で読売ユース(現東京ヴェルディユース)に所属したが、加入してすぐ、意気揚揚と身体能力任せにプレーする松村さんに対して、当時の指導者から「よく頭で考えてサッカーをしなさい」と諭された。
その経験が指導者になった今にも生きており、「自分の意志でボールを運べる子ども」を育てることに尽力されている。その指導理念はどのようなものだろうか。西東京市にある練習グラウンドを訪ねた。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 東北トレセンU-13が開催!
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 「運動ができる子は勉強もできる」は本当か?
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- サッカー選手に必要な能力「巧緻性」を磨こう【前編】
- 【第94回全国高校サッカー選手権大会】高校サッカー選手のジュニア時代 北海道・東北
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- 今、指導者に何が求められているのか?サッカーを“サッカー外”から学ぶ重要性