ゴールキーパーの仕事は9割が”コーチング”。元日本代表GKが語る守備陣形の整え方
2018年04月30日
コラムGKはポジショニングを修正しつつ、相手の目線を見る
ゴールキーパーは、ディフェンスの見えない目になって周りの状況を伝えると同時に、自分自身は最適なポジションをとることを怠ってはいけない。
さらにこのとき、ゴールキーパーは、相手ボールホルダーの目線を見よう。重要なのは、相手ボールホルダーのボールではなく、目線だ。相手が次に何をしてくるのか。それはボールを見ていてもわからないが、相手の目線の方向から状況を読むのはある程度可能だ。
ゴールキーパーはポジショニングを修正しつつ、相手の目線を見る。
その目線から読みとれるものから次のプレーを予測し、必要なコーチングをディフェンス陣に施していく。もちろん、ポジショニングやコーチングを同時に行うにはかなりの集中力がいる。
繰り返しのトレーニングが必要になるが、トレーニングによって試合中のポジショニングを無意識のうちにできるようになることは可能。そうなれば、ゴールキーパーにとっての「89分間の仕事である」コーチングや相手との駆け引きに集中力を注ぐことが十分に可能になる。
プロフィール
小島 伸幸(こじま・のぶゆき)
1966年1月17日生まれ。群馬県出身。同志社大学を経て、1988年にフジタ(現湘南ベルマーレ)へ入団。1994年に公式戦デビューを果たすと以降、安定感のある堅実なプレーを武器に正守護神としてゴールを守りつづけた。95年には日本代表初選出。1998年のフランスW杯では精神的支柱として日本代表を支えた。その後アビスパ福岡、ザスパ草津(現ザスパクサツ群馬)に移籍。ザスパ草津時代には選手兼コーチとしてチームのJFL、J2昇格に貢献した。2006年に現役引退し、現在はサッカー解説者などをしている。
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