GKのコーチングは「味方が理解できなければ意味はない」。コーチング向上の秘訣は“練習での熱量”
2018年08月24日
メンタル/教育
ゲームの時と同じような熱を持って練習に取り組む
たとえば、パス&サポートでGKが配給したパスを、すぐにDFから返してもらうとき、GKが「右、右」とコーチングをします。自分の右足にパスを返して欲しいんですよね。でも、DFからすると、「右」はGKの左足側です。そこでまず、食い違いが出てしまう。
もし、本当にパスが欲しいのなら、ここに返せと手を使って示す。ボディーランゲージですよね。左に欲しいのか、右に欲しいのか、足元に欲しいのか、スペースに欲しいのか。スペースに欲しいのだとすれば、少し走り込む。そうすると、スペースに出してくれますよね。それくらいしないと、味方DFもボールを失うと、GKが相手と1対1になってしまうという、プレッシャーを受けながらプレーをしているので、よりGKがコーチングをはっきりとさせる必要があります。
このようなコミュニケーションの練習を、普段から行うことができるか。GKコーチもそうですし、監督や他のコーチの役目でもあります。バルセロナのジュニアのGKトレーニングでは、GKが目隠しをした選手を、スタート地点からゴール地点まで、声で誘導していくメニューがありました。ゴールまでの間に障害物がいくつかあって、その障害物をクリアできるように声で誘導する。ジュニアの段階から、「左に何メートル」など、ロジックで伝えることを学ぶわけです。あるいは、それを2人同時にコーチングする。そうなると、名前を呼ばなければいけません。名前を呼びつつ、「右に4メートル」などと伝えるわけです。アイマスクをして行うブラインドサッカーでは、そういうコーチングが基盤になっていると聞きますが、まさに究極のコミュニケーションですね。
実際のサッカーの試合では、きれいなロジックで伝える時間はないかもしれませんが、練習中にそういう丁寧なコーチングをやっておくと、試合でも「こいつがよく言うこと」と、わかるようになりますよね。それがすごく大事だと思います。ただ、練習中から試合と同じようにコーチング出来ているかと言うと、出来ていないところも正直あるのではないでしょうか。ゲームの時と同じような熱を持って練習出来ていない。
ドイツのユースの練習は、ケンカしたり、怒り出したりするくらいの熱でやっています。そういう場面を何度も見てきましたし、ビブスが破れるのも何度も見ました。日本の場合は、そこまで練習でやってしまうと、「オイオイオイ」と冷めた雰囲気になってしまう。もちろん、汚いプレーでけがをさせるのは良くないですが、激しいプレーでけがをするのは仕方がないし、それくらいの強度でやらないと自分たちは上に行けない。そういうチームの目的、共通のゴールがあれば、プレーやコミュニケーションにもつながってきます。熱が多少行き過ぎても、許容できるわけですね。コーチングも球際も、練習から試合と同じ感覚で取り組むことが大切です。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
「東北女子GKキャンプ」が開催!2026.02.27
-
【卒業記念サッカー大会第19回MUFGカップ 東京大会】FCゴロアーズが優勝を果たす!<決勝レポート>2026.02.26
-
【第41回静岡県ヤングサッカーフェスティバル】U-17日本高校サッカー選抜メンバー発表!2026.02.26
-
U-20日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプ参加メンバー発表!2026.02.24
コラム
-
U-12からU-18に何人残れるか?「川崎フロンターレの軸となっていかなくちゃ」大田和直哉監督が取る勝負と育成のバランス【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.05
-
「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.03
-
「ヴァンフォーレ甲府らしくやります」U-12監督が出す“色”。全国大会を経験した選手たちはどんな成長曲線を描くか【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.01
-
動き方までは教えない。オシムさんが考える「自由」とは?「重なってしまうのは仕方がない。だけど…」2025.06.13
フットボール最新ニュース
-
レアル・マドリードが逆転勝利【25日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
インテルがまさかのCL敗退【24日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
ニューカッスル、イングランド代表ウィンガーが4ゴール【18日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
レアル・マドリードが後半に1点もぎとり白星【17日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
アーセナルが全勝首位通過【28日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2026.03.09
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2026.03.09
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 東京大会】大会結果2026.03.02
-
【卒業記念サッカー大会第19回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー3(決勝&閉会式)2026.02.27
お知らせ
人気記事ランキング
- 【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 大阪大会】大会結果
- 【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 東京大会】大会結果
- 【2025 JFAトレセン関西U-13】参加メンバー
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- 選手全員を公式戦に出場させる真の価値とは何か?【5月特集】
- 【オススメレシピ】餃子鍋
- W杯で素早い判断力・決断力を武器に戦うドイツ代表。その力を高める秘密はライフキネティック理論にあり
- マンガで解説!! FCバルセロナ・イニエスタが見せるスムーズな『ファーストタッチ』の秘密
- そもそも“8人制”はサッカーなのか。サッカーの本質、味わいを考える/スエルテ横浜代表 久保田大介氏 編【短期連載】










