ポイントは「骨盤を立てる」。ドリブル上達につながる身体の使い方とは?
2018年10月31日
コラム日常から足の裏と5本の指を意識しよう!
骨の位置を正すことを意識することで、筋肉の消耗を防ぎながら、素早く動ける身体を手に入れられる。
「骨の位置が、次の動作に直ちに移れるようになっているか」
中村氏がポイントにするのはこれだ。ドリブラーに求められるのは、一瞬のキレ。相手より半歩前へ出て、1対1の勝負を有利に進められる瞬発力だ。
一瞬のキレを手にするために、日頃から習慣づけたいポイントがある。下の図をみてほしい。小学生が学校の教室で椅子に座っている状況だと思ってもらえればいいだろう。このとき意識すべきポイントとして中村氏がこういう。
■ドリブル上達のために日頃から意識したいポイント
①5本指を意識しながら足の裏をしっかり地面につける
②頭はけん玉の「玉」をイメージして胴体から落ちないようにする
以上を日頃から意識することで、直ちに次の動作に移れる姿勢になっていく。
「足の裏をしっかり地面につけるようにしてください。そして5本の指がしっかりと地面についているように意識することが大切です」。
なぜ、足の裏が重要なのだろうか。
「普段、椅子に腰かけるときに背もたれによりかかってしまう人が多いと思うのですが、このとき足は宙ぶらりんなっていたり、地面から浮いていたりするので、ほとんど使っていない状態だと思います。そういう状態では骨盤は立っていないので、骨盤もフリーな状態にありません。でも、足の裏を地面につけることを意識するだけで、自然と上半身は前がかりになり、骨盤が立ちやすい状態を作れるのです」
学校では危険なのでやらないほしいが、たとえば、図のように座っているときに、後ろから椅子を引かれた場合に後ろに転げてしまうようならば骨盤は立っていない。
「どんな座り方だろうと、姿勢を後ろに引き込んだ状態で何をアクションを起こすことに無理があって、結局はスポーツのパフォーマンスに影響することになると思います。後ろに引き込んでいる状態というのは、前へ、直ちに次の動作に移るためにワンクッション入らないといけません。アスリートとしては致命的な遅さに繋がります」
姿勢は後ろではなく、前へ、を意識すること。図のような座っている状態でいえば、このとき、たとえ後ろから椅子を引かれても、座ったままの姿勢をそのままキープできるようならば、正しい骨格の位置が作れている。その「直ちに次の動作に移れる」姿勢をキープするためには、まず足の裏が地面にしっかりと付いていて、足の裏と5本の指がすべて使えていることがポイントになると中村氏は強調する。
「座っているときのポイントとしては、足の裏と5本の指、そして二本の脚のすね、そして骨盤の基底面、この3点がキープできれば、次の動作に直ちに移れる姿勢だと言えます」
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会」
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会」
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会」
- 「ごく普通の選手だった」日本代表のエース大迫勇也が”怪物ストライカー”になるまで
- 「2022ナショナルトレセンU-14 後期(中日本)」参加メンバー発表!
- 子どもがプレーを「自ら決断する」意味。パルメイラスU11監督が語る指導の本質【6・7月特集】
- 本田圭佑考案の4人制サッカー全国大会「4v4 JAPAN CUP 2024」ファイナルがABEMAにて無料生中継決定!全国から総勢98チームが集結!
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 練習中にふざける高学年