「ダメだと思わず、まずは挑戦する」。45歳まで現役を貫いた“鉄人”が語るユメの掴み方
2019年10月21日
読んで学ぶ/観て学ぶまずは全力でチャレンジしてみよう!
多くのJ1チームで主力として活躍し、日本代表候補にまで選ばれた土屋先生でしたが、38歳のとき、ヒザの前十字靭帯に全治1年の大ケガを負います。38歳のプロ選手が全治1年のケガを負ってしまえば、引退を考えるのが常識です。実際に土屋先生も、周りの人たちに引退の意思を伝えていきます。すると、そのなかに一人だけ「なぜ引退するんだ。ふざけるな!」と言ってきた人がいました。それは普段からお世話になっている先輩で、病室を訪れたその先輩は、土屋先生に1枚の色紙を渡します。その色紙にはこう書かれていました。
「お前は仲間の夢。すべてを受け入れてよみがえれ」
これを見た土屋さんは、「まだリハビリも始めていない段階で、辞めると決めつけるのはおかしい。やってダメなら仕方ない。まず挑戦してほしいから、先輩はこの“言葉”をくれたんだ」と気づき、現役復帰のためのリハビリにチャレンジすることを決意します。
その先輩と“出会い”、“言葉”をもらい、現役を続けるという“選択”をした土屋さんはその後5年間、43歳までJリーガーとしてプレーを続けました。
授業の最後、土屋さんは子どもたちに大きな声で、こんなメッセージを伝えました。
「これからいろんな夢を持って、いろんなことに挑戦していくと思うけど、どんどんチャレンジしてほしい。難しいことはたくさんあります。でも、まずは全力でチャレンジしていってください」
挫折を何度も乗り越えて、いまでも現役でサッカーを続ける土屋先生の授業は、子どもたちの心にも響きました。山下維さんは「自分の夢に自信が持てるようになりました」と目を輝かせ、酒井宥維くんは「あきらめないでいれば、それをプラスにできて、大きく変われることがわかりました」と深く納得した様子。カップ戦最年長ゴール記録を持つ不屈の選手、土屋先生の言葉は子どもたちの心のなかで永遠に生き続けていくはずです。
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