血液型で「食べるべきもの」が変わる!? 血液型と食との意外な関係とは
2020年06月11日
フィジカル/メディカル毎朝血液型占いをチェックしたり、「あなたは●●型っぽいよね」という会話を経験したことがある人は少なくないでしょう。実は血液型は、あなたが「得意な/苦手な」食べ物を知るための大きなヒントなのです。食の得意・不得意を知ることで自分がどのような食材をより効率的に摂取することができるかがわかります。そこで今回は、血液型と食との意外な関係を見ていきましょう。
『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル 』 より一部転載
文●三戸真理子 写真●ジュニサカ編集部
いかに効率よく消化・吸収できるか
人は個々人によって、得意な食べ物と苦手な食べ物があります。と言っても、味の好き嫌いの話ではありません。いかに効率よく食材を消化し、食材の栄養を吸収し、体に循環させてパワーに変換できるか、という意味です。例えば、2人の人がバナナを同じ量だけ食べたとしても、バナナが胃の中で消化されるまでにかかる時間や、バナナに含まれているビタミンや糖質、カリウムなどの栄養素の吸収率は、2人とも違うでしょう。つまり、ある食材を食べることで、より効率的に消化・吸収できる食材を「得意な食材」、消化・吸収に時間とエネルギーが必要な食材を「苦手な食材」というのです。
苦手な食材を食べれば、消化・吸収に時間のエネルギーが必要で、食事によって疲労が溜まってしまいます。その疲労が、朝、目が覚めたときになんとなく体がだるかったり、あるいは仕事に集中できなかったり、子どもなら授業に集中できず居眠りしてしまったりする、といったことにつながります。反対に得意な食べ物を食べれば、朝すっきりと目覚めて、勉強や仕事にも集中し、いいパフォーマンスを発揮できるかもしれません。
血液型で得意/苦手な食べ物の傾向を知る
では、自分は何の食材が得意で、何の食材が苦手なのか? それを知るための大きなヒントになるのが「血液型」です。
血液型は、主に赤血球の型で区別されています。血液型の区別がいつ生まれたのかは諸説ありますが、 型がもっとも古く、次に 型、最後に 型と 型が生まれたとする説が有力です。各血液型が生まれた時代によって、食事で何を食べていたのかという傾向が異なります。その傾向により、得意/不得意な食材が生まれ、子孫である私たちに引き継がれているのです。
ただし、現代人はA 型とB型の両親のもとに生まれたA型の子がB型に近い 性質を持つなど、多種多様な血族が混ざり合っています。そのため、単に「A型は〇〇が苦手」と言い切ることはできず、あくまで傾向という程度です。実際に食材を食べてみて、自分の得意な食べ物/苦手な食べ物を把握していくのが良いでしょう。
また、仮に苦手な食材を食べたとしても、発作したり高熱が出たりするなどの激しい反応はほとんどありません。日常生活への影響はさほど大きくないはずです。しかし、スポーツ選手は一般人よりも運動量が多く、そのぶんだけ基礎代謝も高まり、必要なエネルギーも多くなります。そうなると、ここで述べたような些細な疲労や倦怠感を感じやすくなるのです。自分が何を食べたときに調子が良いのか、悪いのか、把握しておくとよいでしょう。
全文は『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル 』からご覧ください。
【商品名】『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル 』
【発行】株式会社カンゼン
2020年6月18日発売
“勝つカラダ”に変える、画期的な食事提案
血液タイプ、生活環境などからその子にもっとも適した
栄養のとり方がわかる!
長年、血液栄養の研究に携わり、
現在はプロアスリートの食事を支え続けるフードトレーナー みとまりの初の著書!
著者プロフィール
三戸真理子(みと・まりこ)
福岡県出身。学生時代よりスポーツ医学を学ぶ。 2008年よりドイツ、アメリカなどでパーソナル栄養学の現場修行、 および血液栄養の研究に携わる。2014年、フードトレーナーとして独立。小学生の娘をもつ。
プロフェッショナルのパフォーマンス向上に繋がる食事の提案を得意とし、栄養分析、エネルギー分析なども行いながら、
日本初の、遺伝子や血液タイプに合わせた食事の提案も行う。ポジティブで、パフォーマンス良く、健康であり続けるための食事を、予防医学の観点からアプローチしサポートしている。プロサッカー選手(Jリーグ所属)やオリンピック競技者、女優、モデル、経営者の方々へ、ライフスタイルに合わせたパーソナライズされた食生活を提案。その他、スポーツ関連企業のコンサルティング、お弁当やお菓子の商品開発のサポート及び監修も行う。
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