自分たちが生きる“世界”のことをもっと知っておこう! SDGsって何?
2020年07月14日
読んで学ぶ/観て学ぶみなさん、 「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞いたことがありますか? 「SDGs」とは、国連が定めた2030年までに達成すべき世界共通の目的のことを言います。「SDGs」は17の目標から構成されていて、その目標の中には子どもたちに関係するものもあります。普段日本で生活しているだけでは気づかない課題が世界にはたくさんあります。この「SDGs」というキーワードから様々な社会の問題を勉強していきましょう。
『こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本』より一部転載
著者●バウンド、監修●秋山宏次郎
(写真●Getty Images)
SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)とは?
SDGsとは、2030年までに達成を目指す世界の目標のことを指します。
世界は、貧困、人種差別、環境破壊など、さまざまな問題に直面しています。こうした地球規模の問題を解決するために、「誰一人取り残さない」という共通理念のもと、国際連合(国連)が加盟193カ国が達成を目指す2030年までの国際目標として定めたのがSDGs(エスディージーズ)です。SDGsは、「Sustainable(サステナブル)Development(デベロップメント)Goals(ゴールズ)(持続可能な開発目標)」という英語の頭文字をとった略称で、17の目標が決められています。
たとえば、目標①は「貧困をなくそう」、目標②は「飢餓をゼロに」、目標④は「質の高い教育をみんなに」と、さまざまな目標が設定されています。「貧困をなくそう」が目標になったのは、「なくすべき貧困がある」ということです。「飢餓をゼロに」が目標なのは、「飢餓で苦しむ人がいる」からです。17の目標は、今の地球には多くの問題があることを示しめしているのです。
知っておくべきコトバ
国際連合(国連)
国連は、「国際の平和と安全の維持」「国家間の友好関係を育てる」「国際問題の解決と人権尊重の促進に協力する」「各国の行動を調和させるために中心的役割を果たす」という4つの目的のために、1945年に設立されました。本部はアメリカのニューヨークにあります。
SDGsに無関係な人ひとは誰一人いない
SDGsは「誰一人取り残さない」世界の実現を目指している!
世界は想像以上につながっている!
国連が定めた世界共通の目標であるSDGs は「誰一人取り残さない」世界の実現を目指しています。簡単にいえば、世界中じゅうのすべての人が水道や電気が使えて、学校に行き、食事に困まらないようにならなければいけないのです。日本を含ふくむG7(主要先進7カ国)のような国では、その多くが満たされていますが、自分さえ満たされていれば、他人がどうであれ関係ないと考がえていいのでしょうか。
たとえば、日本は世界中じゅうにさまざまなものを輸出していますが、貧困に苦しむ国の人が食事に困まらなくなり、やりがいのある仕事に就いて収入が上がれば、日本の自動車を買ってくれるようになるかもしれません。遠くの国の人が海にごみを捨てれば、日本に流れ着いて海洋汚染の原因になるかもしれません。
想像力を働かせていくと、世界中じゅうの人々はつながっていることが見えてくるはずです。だからこそ世界中じゅうの人が力を合わせる必要がありますし、誰一人としてSDGsに無関係な人はいないのです。
知っておくべきコトバ
G7(ジーセブン:主要先進7カ国)
フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7 つの先進国のことです。かつてはロシアを含めたG8でしたが、2014 年にウクライナが統治するクリミア半島の主権と領土をロシアが侵害した問題を受け、ロシアの参加が停止されています。
続きは『こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本』からご覧ください。
【商品名】『こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本』
【発行】株式会社カンゼン
2020年7月11日発売
このままでは地球があぶない!
未来のために考えるべきこと
未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。
SDGs(エスディージーズ)とは…
国連が決めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標のことです。この目標に無関係な人は地球上に1人していません。なぜSDGsを達成しなければいけないのか。その答えは「このままでは未来の地球は立ち行かないほどの危ない状態」だからです。
本書では、未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすい内容になっています。
これからの世界を引っ張っていく今のこどもたちが将来的に理想の世界で暮らせるようにするためには、今からさまざまな問題について考え、周りの人たちと話し合い、取り組んでいくことが大切です。それが大人になったときにより良い未来をつくることに繋がるのです。
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