「論理と感覚を合わせたい」松井大輔はどんな指導者を目指すのか? 稀有なキャリアを歩んだドリブラー「人と違うものを提供」
2024年04月19日
育成/環境元サッカー日本代表で、昨季限りで現役を引退した松井大輔氏が12日、横浜FCサッカースクールでの初指導を行った。「対人強化コース」の体験会として、小学1、2年生、同3~6年生を対象とした2クラスを直接指導。体験会での指導を終えた松井氏は、自身が指導する意義と目指す指導者像に言及した。
取材・文●ジュニアサッカーを応援しよう!編集部
松井大輔氏らしい指導者像「自分の使命だと思っている」
「理想の指導者像はないんですけど、自分らしい指導者像はもうあると思っている。楽しみながら論理的なものと感覚的なものを合わせていきたい」
横浜FCサッカースクールで4種(小学生年代)を指導するにあたり、「ゴールデンエイジと呼ばれる年代は、ボールフィーリングを養うには一番大事」と言う。その中で、自身の経験を基に「答えは最終的に自分が持っていて、ドリブルは感覚でやる部分が大きい。でも、僕が持っているロジックを付け足すことによって、考え方も変わってくる」と感覚と論理の融合を目指す。
現役時代、類まれなるテクニックをピッチ上で披露してきた松井氏は、指導者としてその経験を伝えていきたいという。横浜FCサッカースクールでは「対人強化」を担当する。「全体を見るのではなく、ドリブルだったり、トラップだったりを切り取って教えていきたい」と現役時代の武器に特化した指導を行っていくようだ。
「人と違うものを提供することが自分の使命だと思っている」と言うように、松井氏にしか伝えられないものがある。フランスをはじめとする海外リーグや日本代表、そしてFリーグ(フットサル)でもプレーするという稀有なキャリアを持つ松井氏は指導者としても「新しいものを作っていきたい」と話す。
松井氏は自身が教えた選手がビッグクラブで活躍する未来を描く。「応募待ってます(笑)」と、今月から本格的にスタートする横浜FCサッカースクールでの指導を心待ちにしている。
【関連記事】
・興味と探求心を育む松井大輔の指導「個人戦術を身につけることができれば…」横浜FCスクール初指導で子どもたちに伝えたこと
・「俺、プロだったけど下手になってる」松井大輔が痛感。横浜FCスクール初指導に密着、子どもたちへの指導の狙いとは
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 東北トレセンU-13が開催!
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 「運動ができる子は勉強もできる」は本当か?
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- サッカー選手に必要な能力「巧緻性」を磨こう【前編】
- 【第94回全国高校サッカー選手権大会】高校サッカー選手のジュニア時代 北海道・東北
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- 今、指導者に何が求められているのか?サッカーを“サッカー外”から学ぶ重要性