自律神経のバランスを整えてパフォーマンスアップ!【後編】

2013年12月08日

コラム

前編に続き、ベストセラー『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』の著者であり、数多くの健康番組に出演している順天堂大学の小林弘幸先生に学ぶ、パフォーマンスアップにつながる自律神経のお話を紹介します。

文●大利実 写真●編集部

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.28春号』P52-55より転載

(前編はこちら)


保護者ができることは子どもを励まし、勇気づける

――子どもがベストパフォーマンスを発揮するために、保護者が家でできることも教えてください。

小林 エンカレッジ、つまり励ますことです。保護者の役割はこれが一番でしょう。また、イギリスに留学したときの話ですが、「教育で一番大事なことは何かわかるか?」と尊敬する教授に尋ねられました。答えは、「エンカレッジ、勇気づけること」でした。

――いい言葉ですね。

小林 では、何を勇気づけるかといえば、子ども自身の成長です。体育祭の徒競走でビリだったとしても、前回よりも速くなっていればそこを褒めてあげる。

――周りとの比較ではなく、自分との競争ですね。

小林 これはスポーツにも勉強にも、生きることすべてにつながっているのではないでしょうか。こういった励ましがあると、子どもはスポーツや勉強が楽しくなっていきます。楽しいというのは、自律神経のバランスがいい状態。練習にきたときに、「練習来るのが楽しいか?」と手を上げさせて、手が上がらないようならその日の練習はやめたほうがいいぐらい。練習の効果が上がらないだけでなく、ケガにつながる恐れがあります。

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