【第38回全日本少年サッカー大会】長崎県大会 決勝フォトレポート&大会結果「スネイルサッカークラブが力強い堅守速攻で県大会制覇! いざ全国へ!!」
2014年06月16日
大会情報スネイルサッカークラブが力強い堅守速攻で県大会制覇!いざ全国へ!
(文・写真●植木修平)
第38回全日本少年サッカー大会長崎県大会決勝が6月15日(日)、長崎県立総合運動公園陸上競技場で開催されました。決勝で対戦するのはスネイルサッカークラブ(諫早市1位。以下、スネイル)と黒髪フットボールクラブジュニア(佐世保市1位。以下、黒髪)。
今年が最後の夏開催となったこの大会は実力伯仲の大混戦となった。スネイルはほとんどの試合で先制されながらも逆転勝利を重ねてここまで這い上がり、一方の黒髪も決勝トーナメントでは2試合とも延長の末に勝利つかむという強い執念で勝ち進んできた。
互いにボールを持てる選手が多くどのような戦いになるかと注目が集まったが、立ち上がりから華麗なパスで主導権を握ったのは黒髪。前半5分、黒髪の松添大輝くんが右サイドから中央にグラウンダーのクロスを入れると長塚陽くんがそれにあわせて、いきなり先制ゴールをあげる。
スネイルも給水タイムの直後に反撃に出る。前半12分、中村夕陽くんのパスがゴール前でこばれ球になり、それ を松浦大武くんが冷静にゴールに流し込んで試合を振り出しに戻した。
後半に入ると黒髪のパスをインターセプトしたスネイルがダイナミックな展開で、黒髪のディフェンスラインの裏を突くといった試合展開が続く。後半6分には川本将央くんのロングパスを受けた松下勇樹くんが黒髪守備陣の裏に抜け出しゴール。スネイルが持ち前の粘り強さでついに逆転に成功。勢いに乗ったスネイルはそのあと後半8分にも徳永駿くんのパスを受けた松下くんが3点目を決め、見事優勝した。
スネイルがこの試合放ったシュートは6本。黒髪からは18本のシュートを打たれましたが、しっかりとしたディフェンスが光り、少ないチャンスをきっちりモノにすることができた。
■スネイルサッカークラブ 江口貴史監督のコメント
今回の大会は激戦でした。ほとんどの試合で先制されましたが、子どもたちは点を取られてから逆に落ち着いていて本当によくがんばってくれました。優勝できたのは幼稚園のときから一緒にプレーしている子もいるなどチームワークが良いことですかね。大会前から優勝するためにはもっと「一つになろう」と言っていました。黒髪さんとは何度か対戦していますが、いつも試合は蓋を開けてみないとわからなくて、今日は相手がボールを持つという試合になりました。そこでウチは相手がボールを持っているあいだにいい準備しました。全国では緊張すると思いますが、いつもどおりのことをやれたらと考えています。チームの指導方針としては自分で考えて決断して行動をしなさいということをいつも言っています。失敗してもいいけれど、自分で決めてやるということを大事にしています。
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