ブラジルvsクロアチア戦は日本人に注目!? いよいよ開幕するブラジルW杯初戦の見どころ

2014年06月12日

サッカーエンタメ最前線

6月12日(木)(日本時間13日深夜)に開幕する「2014FIFAワールドカップ ブラジル」。オープニングマッチは開催国のブラジルと、同じグループリーグのクロアチアとの対戦になります。4年に一度のビッグイベントして、全世界が注目をする試合です。その大事な試合のジャッジを任されたのが、日本人審判団の西村雄一主審、相樂亨副審、名木利幸副審の3人で構成される『チーム西村』。日本人がワールドカップの開幕戦で審判を担当するのは初となります。

Netherlands v Brazil: 2010 FIFA World Cup - Quarter Finals
(写真●Getty Images)

西村雄一主審のレフェリーとしての特徴は時折、笑顔を交えながら選手たちとコミュニケーション、対話をはかり、柔軟な対応をすることで知られています。表現力が豊かで「微笑みのレフェリー」として海外からも高く評価されています。また、ポジショニングや公正なゲームコントロールも定評があります。2010年の南アフリカW杯や、2012年のロンドンオリンピック、2013年6月に開催されたコンフェデレーションズカップでも主審、審判を務めるなど、国際経験が豊かな西村氏。

前回の南アフリカW杯では、準々決勝のオランダ対ブラジル戦で見せたレフェリングが注目されました。後半に、ブラジル代表のフェリペ・メロ選手がオランダ代表のアリエン・ロッベン選手をファウルで倒し、そのあと足で踏みつけるという行為を犯しました。その瞬間を見逃さなかった西村雄一主審は毅然たる態度でフェリペ・メロ選手にレッドカードを提示しました。的確なポジショニングをとって落ち着いたジャッジをする日本人審判に対して、フェリペ・メロ選手はおろか、そのあとに抗議にくる他のブラジル人選手はありませんでした。この試合のレフェリングが評価され、決勝のスペイン対オランダ戦の第4審判員、そして今回の開幕戦を日本人審判団が担当することにつながっていったのではないでしょうか。
次の映像は、そのオランダ対ブラジル戦の模様です。退場シーンの映像は8分10秒あたりです。

そして、今回は前回大会から名木利幸副審を加えた3人で臨むワールドカップ。日本人同士であるため、コミュニケーションもとりやすくなり、安定したゲームコントロールができるよう期待したいところです。国際審判の定年は45歳であり、42歳の西村氏と名木氏にとっては、今回が最後となるワールドカップの舞台。最後の大舞台で活躍する日本人審判たちにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

さて、いよいよワールドカップが開幕です。ブラジルとクロアチアの見どころは出場国ガイドや、フットボールチャネルの記事を読んで、開幕に備えましょう。

>>ブラジル代表の出場国ガイドはコチラから

>>クロアチア代表の出場国ガイドはコチラから

 

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