チーム動画紹介第30回「フットサルクラブPIVO」
2007年09月17日
未分類Fリーグ開幕直前「ジュニアフットサルを応援しよう!」
今回は、神奈川県綾瀬市にあるフットサルクラブPIVOにお邪魔し、クラブ代表者である小野寺祐さんにお話を伺いました。
写真左下が代表者の小野寺さん
「フットサルクラブPIVO」ってどんなチーム?
チームの前身は神奈川県綾瀬市の天台FCのOBやフットサルをしたい子供たち、サッカーが上手くなりたい子供たちが集まり、フットサルクラブPIVOとして1998年4月に活動を始めました。現在は小学生40名、中学生10名が一緒に練習を行っています。ジュニアチームはドリブル、フェイント、ターンなどテクニックを身につける練習を行っています。コンセプトはいかにGKまで抜けるか!!です。
サッカーやフットサルが上手くなることがチームの目標で、試合は時々行いますが、選手全員が必ず参加するのではなく自由参加とし、練習も試合と同じく自由参加としています。フットサルクラブPIVOでは楽しくフットサルが行える遊び場を子供たちに提供し、楽しく遊べる方法を教えているからです。
指導する上での悩みはありますか?
フットサルクラブPIVOでは1人2人だけが上手くなることではなく、全員を上手くしていこうを合言葉にコーチは指導を行っています。身体能力には個人差がありますし、身長や体重、足の速さにも差があると思います。ですが、技術は練習で必ず身に付くものだと考えています。ですから、もし足が遅くても、技術を身に付けて、フェイントを駆使して相手を抜けるようになっていこうということを目標にしています。
その中での悩みは、参加人数が多い時にはじっくり1人1人のプレーを見てあげることが難しいことです。ですが、来た子供たち全員が技術を習得できることを目指して日々指導を行っています。
他のサッカークラブ等に所属しながら、PIVO所属の子供たちが半数ほどいます。中には、PIVOでは出来る技術が所属クラブだと活かせず、ただ前に蹴ってしまったり、本来持っている技術を押し殺してクラブでプレーをしていることがあります。そういったプレーをしていることで、セレクションなど自分をアピールし、チャレンジしなければいけない時に本来の技術を活かしたプレーができず、前に蹴る消極的なプレーをしてしまい、チャンスを活かせない子供たちを多く見てきました。チームの方針だと仕方がない面もありますが、指導者全体が自分からチャレンジしていって失敗することを認めてあげることが子供たちの成長にとって大きな要因になると思います。
サッカーとフットサルの違いはありますか?
私は小・中学校年代まではサッカーとフットサルには大きな違いはないと思っています。しかし、あえて言えば、フットサルはサッカーに比べてコートが狭い分、相手のプレッシャーが早いですから、早い状況判断が要求されると思います。また、サッカーはコートが広い分ボールを追いかける距離も長いですから、ボールを追うことに疲れてしまって、せっかくの技術を活かしきれないかもしれませんね。フットサルはボールを追う場面より技術を活かしていく場面が多いので、技術を実践で活かしていくには最適なのではないかと思います。フットサルの最大の利点はボールに多く触れれる点にあります。それが子供たちの技術を伸びていくのにつながっていくと思います。
私はフットサルを続けていって、ずっとフットサル一筋でやっていく道もあれば、フットサルからサッカーへ移行する選択肢などもあると考えています。昨年クラブワールドカップに出場したSCインテルナシオナル(ブラジル)のアレッシャンドレ・パトという選手は、15歳までフットサルをしていて、16歳からサッカーに切り替え、今期ACミランに移籍しましたし、フットサルの技術というのはサッカーにも応用可能だと思いますし、またサッカーをやってきてフットサルをやることもも十分に可能だと思います。日本に、サッカーのJリーグとフットサルのFリーグがあることは、子供たちの目指す選択肢が広がっていくので、素晴らしいことだと思います。
フットサルならではの利点はありますか?
フットサルで使用するグランドは天候などに左右されずにプレーできるので、子供たちにとっては毎回必ずできる環境を作れることが利点ですね。話は変わりますが、保護者の方への利点として、フットサルは体育館や芝のグランドで行うことが一般的ですから、土のグランドでするサッカーとは違いユ二フォームが汚れないことはお父さん、お母さん方にとっては大きな利点かもしれないですよ。
フットサルでのケガ対策は何かありますか?
体育館や人工芝はグランドが硬いこともあり、倒れ方において、手から着かないような転び方も指導しています。スライディングもお尻で滑るように指導して、なるべくケガに至らないフォームを指導しています。こういった点はサッカーにも共通して利用できる点ではないでしょうか。
編集部コメント
9月23日(日)にいよいよFリーグ(Japan Futsal League)が開幕します。stellAmigoいわて花巻、バルドラール浦安、ASVペスカドーラ町田、湘南ベルマーレフットサルクラブ、名古屋オーシャンズ、シュライカー大阪、デウソン神戸、バサジィ大分の総勢8チームによる3回戦総当りのリーグ戦方式で、全21節・84試合(ホーム&アウェイ、セントラル)が行われます。
「ジュニアサッカーを応援しよう!vol.6秋号」の本誌にも登場し、テクニックを存分に見せていただいた甲斐修侍さん(ASVペスカドーラ町田所属)の活躍にも注目!
第1節(対シュライカー大阪戦 17:00開始)の国立代々木競技場第一体育館で開催します
(ジュニサカ編集部)
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