アグレッシブな守備を見せた しおやFCヴィガスが優勝を飾る!/バーモントカップ 第27回全日本少年フットサル大会

2017年07月18日

バーモントカップ第27回全日本少年フットサル大会

16(日)、大田原市栃木県北体育館にて『バーモントカップ第27回全日本少年フットサル大会栃木県大会』が行われ、しおやFCウィガス(以下、しおやFC)がブラッドレスSS(以下、ブラッドレス)を下し全国大会への切符を手に入れた。

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文・写真●中澤捺生/ジュニサカ編集部

 準決勝では波乱が起こった。3大会連続で栃木県大会を制し、第25回バーモントカップ全国大会では3位に輝いたともぞうSCがブラッドレスに0-2で完封負けを喫し涙を飲んだ。もう一方の準決勝はしおやFCがPK戦の末、FC中村を下し決勝戦に駒を進めた。

 大観衆が見守るなか、行われた決勝戦。先制点を挙げたのはしおやFCだった。11番・斎藤大馳くんが中盤でボールを奪い右足で強烈なシュートを放ちゴールネットに突き刺した。
 
 しかし、ブラッドレスも反撃を開始。先制点を奪われてから3分後に左サイドでボールを受けた11番・熊谷玲央くんがゴール右隅にシュートを決めて同点に追いついた。その後は、一進一退の攻防が続く。しおやFCは7番・大嶋錬くん、ブラッドレスは9番・千田裕己くんを中心に攻撃を仕掛けていった。均衡が破れたのは前半終了間際だった。しおやFCがキックインでパスを送ると10番・手塚陽生くんがダイレクトでシュートを放つ。上手くミートはしなかったもののコロコロと転がったボールはゴール左隅のネットを揺らした。

 互いに多くのシュートを放った前半はしおやFCが1点リードで折り返した。

 後半はしおやFCが主導権を握る展開に。「普段の練習からアグレッシブな守備を心がけようと選手たちに伝えている」(しおやFCヴィガス・郡司典夫監督)と話す言葉通り、しおやFCが果敢にボールを奪いに行くアグレッシブな守備を見せる。ブラッドレスは攻め手を欠きなかなかチャンスがつくれない。

 すると4分にしおやFCが追加点を挙げる。右サイドの裏に抜け出した7番・大嶋くんが右サイドの裏に抜け出し、飛び出してきたブラッドレスGK・井上翔太くんより先に触るとボールはゴールの方向に向かって行く。ブラッドレス11番・熊谷くんが懸命に戻ってゴールライン上でクリアを試みるもボールはラインを割り2点差となった。その2分後には中央からのパスに反応した11番・斎藤くんがトーキックでシュートを放ちゴール右隅に決め自身2得点目を挙げた。

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 3点差になってもしおやFCは気を緩めない。アグレッシブな守備からボールを奪うと素早く前線にパスを繋ぎ何度もシュートまで持って行くシーンがあった。結局、試合はこのまま終了。4-1でしおやFCが全国大会への出場を決めた。

■優勝 しおやFCヴィガス キャプテン 大嶋錬くんのコメント
見ている人が楽しんでほしいという思いで決勝戦に臨みました。8月に行われる全国大会の舞台に立てるのは両親、監督、コーチ陣が日頃から支えてくれたおかげです。予選で負けたチームのためにも情けない試合はできません。全国大会では結果よりもチームみんなで楽しみ、自分たちのフットサルをしていきたいです。

■優勝 しおやFCヴィガス 郡司典夫監督のコメント
チーム(しおやFCヴィガス)の先輩たちが練習相手になってくれたり応援してくれる仲間(ベンチにいるチームメイトや保護者)がいたからこそ優勝できたと思います。3位の、ともぞうSCさんとは合同練習もやらさせて頂いて、目標としているチームでした。「決勝で会おう」と冗談も交していたので(決勝で)戦えなかったことは残念でしたが、ブラッドレスSSも素晴らしいチームで簡単に勝てる試合ではありませんでした。8月に行われる全国大会の目標はグループリーグを突破したいと思っています。

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