夏のトレーニングに最適!! ドイツ流少人数制サッカー指導法
2013年05月18日
サッカー練習メニュー夏に向けてトレーニングの準備を進めていくうえで、ドイツではどのようなサッカートレーニングが行われているのか。現在、ドイツのフライブルガーFCU-16、U-18の監督を務めている中野吉之伴さんに少人数制サッカーの指導法とあわせてお話を聞きました。
文・写真●中野吉之伴
※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.25夏号』P128-131より転載
ドイツの夏休みに対する考え方とは
まずドイツにおける夏休みは、日本のようにシーズンの合間にある長期休みではありません。ヨーロッパでは9月に新学期がスタートするため、こちらの夏休みは日本でいう学年終わりの春休みの感覚になります。サッカーシーズンも遅くとも7月中旬で前のシーズンが終わり、9月中旬から新しいシーズンが開幕します。そこに向けての準備が8月中旬・下旬あたりからスタートします。その間の1ヵ月間は基本的にどのチームも練習は行いません。いわゆる町クラブだけではなく、プロクラブのジュニアチームでも同様です。

ドイツでは特に小さい頃はサッカーだけでなく、家族や友だちとの時間をつくり、また他のスポーツや芸術・文化と触れ合う機会を持つことで、より豊かな人間性を育む。それが大切だと考えられています。そうした時間を過ごすことは、サッカー選手としての成長にも非常にポジティブに働きます。
また例えばブンデスリーガクラブのSCフライブルクのジュニアユースでは、新シーズンに向けての練習が開始されても夜遅い時間帯の練習は避けて、練習後に友だちとどこかに遊びにいける夕方には終わるよう配慮しています。こうした時間の配慮は日本の指導者の方にも推奨できることだと思います。
冒頭にドイツでは、夏休みの間1ヵ月くらい練習がないと紹介しました。とはいえみんながみんなどこかに遊びに行けるわけではありません。結局、やることがなくて暇になってしまい、普段練習しているグラウンドに集まって自分たちでゲームをする子どもたちもいます。
そんな子どもたちのためにさまざまなプロ・アマクラブが夏休みには3日から1週間ほどのサッカーキャンプを開催するのです。自分たちのチームのボランティア指導者でサッカーを楽しむことをメインに行うところもあれば、ライセンス保持者を集めてしっかりとした練習を提供するキャンプもあります。バリエーションに富んでいるので子どもたちはいろいろなサッカーキャンプに参加する楽しみができるのです。
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