全員出場の西宮サッカースクール。目指すは「無失点での」初優勝!
2017年12月27日
大会情報(文●高橋大地/ジュニサカ編集部 写真●深川成一郎)
大会2日目。鹿児島ふれあいスポーツランドでは1次ラウンド全ての試合が終了し、ベスト16進出チームが決定しました。
昨日の取材記事では、初出場チームの躍進についてふれましたが、決勝トーナメントには西宮サッカースクール、リオペードラ加賀FC、清水エスパルスU-12清水、Jフィールド津山SCなど4チームが進出しています。
なかでも昨年の“チャンピオン県”兵庫県大会を制して初出場を果たした西宮SSはここまで12得点0失点で3連勝。安定した戦いをみせています。
【「サイドハーフのようなプレーを意識している」と語る右DFの吉田尚平くん。守備以外でも攻撃の役割も多くこなす】
「あまり全国だから云々というのはないです。本当に普段とおりです。いつも通りのサッカーができれば結果は出ると思っていましたし、それを彼らがきちんと表現してくれています」と西宮SS・島崎久監督はあくまで冷静。
彼らの特筆すべき点は結果だけではありません。グループリーグ3戦で登録16人全員がすでに出場。3戦目の太陽宮崎SC戦でも15人の選手を起用しましたが、途中から出場した選手たちもスタートから出場した選手たちと遜色のないプレーをしていました。
それを島崎監督に尋ねると「最初にチームを立ち上げたときから、16人同じレベルの選手を育成すればチームの質は必ずあがると信じてやってきました。そうすれば練習試合をする必要はなく、紅白戦でレベルの高い8対8ができるという考えです。それで底上げができたので非常に良かったし結果にもつながっていると思います」と教えてくれました。
誰が出場しても同じコンセプトでサッカーができることは彼らの強みです。そこには選手たちが自分たちの特徴をよく理解していることにもつながります。
「基本的には自分たちがボールを保持する時間が長くすること。あとうちは前のタレントがどうしても目立ちますが、基本的には守備のチームでカウンターのチームなんです。そこを彼らもきちんと理解して自分たちのサッカーをやれている」と島崎監督は今年のチームの強みを語ります。
確かにDFラインの中央でプレーしていた能崎大我くんは「自分ひとりで守備をするのではなくDFライン全員でカバーし合う連動した守備」を自分たちの強みにあげています。
また、試合でDFラインに入ることが多い熊崎くんをはじめ、吉田くん、中浜旭輝くんの3人が掲げる目標は同じ。「無失点での優勝!」です。
決勝大会初出場での初優勝となれば、2010年の第34回大会を制したバディーSC(神奈川県)以来となります。島崎監督は「もちろん頂点を目指してやっていますし、それができる実力があると思います。彼らもそう思っているので、できるだけ多く試合をしたいです」とあくまで「普段通りのサッカー」で残り4試合を戦いきることを目指します。
西宮SSは、ラウンド16で奈良県代表のディアブロッサ高田FCと激突します。
【試合結果】第41回全日本少年サッカー大会 特設ページ【取材日記】
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカ公式Youtubeチャンネルはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 東北トレセンU-13が開催!
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 【第37回全日本少年サッカー大会】決勝大会ジュニサカ取材日記⑥「いよいよ頂上決戦! 技巧の名古屋か、得点力の鹿島か」
- 【第38回全日本少年サッカー大会】石川県大会 決勝フォトレポート&大会結果「豊富な攻撃の形を見せた美川FCジュニアAが、初の石川県代表の座に輝く!!」
- 目に見えづらいスキルを高める方法とは。『危機察知能力』と『オフ・ザ・ボール』の動きの指導方法を学ぶ
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- 【ジュニアユース セレクション】BLOSSON FOOTBALL CLUB(茨城県)
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】