スペースはどう生かす!? 世界トップ選手から学ぶ「オフ・ザ・ボール」と「ワンツー」

2018年02月05日

サッカー練習メニュー

PARIS, FRANCE - JULY 03:  Antoine Griezmann (L) of France scores his team's fourth goal past Hannes Halldorsson (R) of Iceland during the UEFA EURO 2016 quarter final match between France and Iceland at Stade de France on July 3, 2016 in Paris, France.  (Photo by Mike Hewitt/Getty Images)
(写真●Getty Images)

サッカーはゴールを奪い合うスポーツ。そのゴールを奪うためにも「スペース」を上手く使えるかが、得点機会を作るうえでも重要になってきます。世界トップクラブの選手は「スペース」でボールを受けるために、どのように動き、どのような仕掛けをしているのでしょうか。世界トップクラブのトレーニングから紹介します。


フランス代表



(フランス代表公式YouTubeチャンネル)

1分53秒~のシーンに注目してみてください。右サイドでボールを持ったフランス代表の選手が中央にいたアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)にパスを出し、ワンツーを仕掛けました。グリーズマンが自らシュートを打ったため、パスを出した選手はボールを受けることはできませんでしたが、「スペース」を使うためにもワンツーで仕掛けることは重要です。マークについていたディフェンダーはパスを出された選手に気を取られ、”ボールウォッチャー”になることもあります。マークについていた選手の目がボールホルダーに向いた瞬間に裏のスペースを突けば、マークを外せる可能性も高まります。ゴール前のスペースを生かしたいときにワンツーを仕掛けてみてはいかがでしょうか。


レアル・マドリー


注目してほしいプレーは20秒~32秒のシーン。ルーカス・バスケスがゴールを決めた場面です。バスケスの動きを見てみると、パスを受けるときに、少し外に膨らんで走っていることが分かります。もし、膨らまずに真っ直ぐそのまま走って、パスを受けていたら、ディフェンダーに詰め寄られてブロックされるか、ゴールキーパーにセーブされていた可能性があります。しかし、少し膨らんで走り込み、ディフェンダーとの距離を広げ、シュートを打てるスペースを作ったため、トラップは少し大きくなりましたが、シュートを打つことができました。このようにシュートを打つスペースを作るために、膨らんで走り込むことはゴールを決めるためにも重要な、オフ・ザ・ボールの動きです。


 

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