水分をとりすぎると体はどうなる? 糖分の過剰摂取は熱中症の原因に

2018年07月31日

コラム

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いつでも水分摂取ができる環境を

 喉が渇いたときに飲み物がないと子どもは水分摂取を我慢しがちです。これでは熱中症の可能性を高めてしまいます。冷蔵庫の中に常に飲み物を用意しておく、移動中は水分を持参するなど、いつでもどこでも水分摂取ができる環境をお子さまのために作っておきましょう。

「喉が渇いたらこれを飲んでね」と、 どこに何があるのかを伝えておくことも大切。また、移動するときは水筒やペットボトルを持たせてあげてくださいね。ただし、水分補給といっても必要なものをタイミングに合わせて水分を選ぶことが大切です。目的別にオススメの水分補給方法を紹介しますので参考にしてください。

目的1:炎天下で長時間運動をしたときの水分補給→スポーツドリンク

 汗で失われた塩分、ミネラルなどを素早く吸収します。運動によって失われたエネルギーを補給するために、糖質が含まれているものを選びましょう。またカロリーオフと表示されている商品の中には人工甘味料が含まれているものがあり、多飲するとお腹が痛くなることがあるので注意しましょう。

目的2:移動中に汗をかいたときの水分補給→水、麦茶

 自転車での移動中に汗をたくさんかくことがあります。このようなときは水やお茶などで水分を補給しましょう。なぜなら練習後の移動は食事前になることが多く、スポーツドリンクや甘いジュースなど糖分の多いものを飲むことで食欲減退につながることがあるからです。

目的3:運動直後、疲労回復を促す水分補給→オレンジジュース、野菜ジュース

 疲労回復には糖分とビタミンB1、Cの摂取が効果的。これらが含まれている飲み物でオススメしたいのが100%果汁オレンジジュース。 酸っぱい飲み物が苦手な場合は果物と野菜がミックスされたジュースでもよいでしょう。ただし、飲み過ぎると夕食に影響するので200~250cc程度にしましょう。

目的4:お風呂あがりに、寝る前に喉が渇いたときの水分補給→牛乳

 夜にタンパク質が含まれているものを飲むと、就寝中の組織合成がサポートされます。なかでも手軽に飲めるのが牛乳。一度にたくさん飲むよりも、回数を分けて飲んだ方が効率よく体内で代謝されるので夕食時にコップ1杯、風呂あがりか寝る前にコップ1杯と分けて飲むことをオススメします。

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