コラム

食事によって骨格をきちんと作る

2013年03月29日

 サッカーだけではなく、スポーツ選手であれば「背を伸ばしたい」と願う人は多いでしょう。成長のスピードは個人差がありますので、小柄だからといってあまり神経質になることは良くありませんが、成長期を迎えるにあたって、小・中学生年代は身体の基礎を作るとても大切な時期です。

 では、背を伸ばすための食事とは、どのようなものになるのでしょうか?
  背が伸びる要因の中で、食事の効用があらわれやすいのが骨格形成です。食事によって骨格をきちんと作ることで、成長を促すことができるのです。
  まず骨自身の成長は、カルシウムを多く含む食品を取ることで促進できます。それとともに、骨同士をつないでいる腱・靭帯、筋肉の強化も欠かせません。その役割は、たんぱく質が担います。

 カルシウムは吸収を助けるビタミンDと、たんぱく質は体内での合成を助けるビタミンB2と、それぞれ一緒に摂取することで、その効果がさらに高まります。
  また、細胞を活性化させる亜鉛や、酸素を運ぶヘモグロビンの材料となる鉄分も、成長促進には必須になります。特に鉄分は不足しやすい成分ですので、意識して食事に取り入れることが必要でしょう。

 健やかな成長を促し、背を伸ばすためには、「体作りの材料となる栄養素」を小学生の頃から毎日しっかり取ることが大切です。骨格を作る骨や靭帯・腱などは、すべて口から入る食べ物によりできています。毎日の食事の内容が、将来大きくたくましい体に成長するかどうかを左右するのです。

プロフィール

間宮 裕子(まみや・ゆうこ)

岐阜県多治見市出身、在住。本名、森裕子。 名古屋女子大学家政学部管理栄養士専攻卒。97年から02年まで名古屋グランパスに在籍。専門学校トライデントにて講師としても活躍。07年1月より再び名古屋グランパスで栄養アドバイザーとして所属している。 現在は自宅でスポーツ栄養勉強会や料理教室を開催する他、食育講演などの地域貢献活動にも積極的に取り組んでいる。著書に『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル』『小・中学生のためのジュニアサッカー お弁当バイブル』(ともにカンゼン刊)がある。公式ホームページはこちらhttp://syoku-de-smile.com/

近刊情報

『プロクラブを支える“食”ストーリー 名古屋グランパス 勝利の食堂』

Jリーグに栄養士がいなかった時代から、初の専属栄養士として名古屋グランパスを「食」で支えてきた間宮裕子氏が、サッカーファンや、食事にこだわる人たちの声に応える。ダイエット、貧血対策、ケガ予防、強い体づくりの秘訣が満載。スポーツを楽しんでいる人々、子を持つ親、スポーツ指導者、栄養士を目指している人に贈るグランパス流「勝ち食」ストーリー。

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