経験者が語る! 我が家の“ジュニアユースチーム選び”体験記

2014年09月19日

メンタル/教育
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当サイトでも紹介した育成コラム「子どものサッカー進路計画 もう一度見直そう!! ジュニアユースチームの選び方」は非常に反響のある記事となりました。しかし、この記事を読んで、進路の考え方はよく理解できたけれど、もっとチーム選びの具体的な話を知りたい!と思われる方も多いのではないでしょうか。今回は以前、2組のご家族に本誌でご協力いただいた、実際のチーム選びでの経験談を紹介します。

構成・文●島沢優子 写真●編集部

ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.28』より一部転載


Case1.埼玉県在住、中学2年生のお母さんより

 スタッフもお父さんコーチばかり、特に有名でもない町の少年団で、長男はサッカーをしていました。楽しくやってくれればそれでいいと思っていました。息子は上に姉がいる4きょうだいの2人目。私は下の子の世話もあったので、ほかのお母さんたちほど熱心に試合に応援に行ったりはしていませんでした。

 そのため情報もなく、中学校に上がってからサッカーをどういう形で続けるかといったことは無頓着でした。息子は4年生くらいからレギュラーには入っていたのですが、親の目からみた実力は頭から数えると6、7番目くらいでした。

 6年生になって、予想に反して市内大会で優勝しました。市やブロックのトレセンに入っている数名はジュニアユースのセレクションを受けていましたが、息子は何も言わないし私も興味がなかったのでほったらかしにしていました。

 ところが、ほかの子が合格が決まってきた12月ごろになって「やっぱりセレクションを受けたい」と言ってきました。聞けば「中学校のサッカー部は普段はほかの部活と校庭をシェアするためオールコートを使えない。顧問の先生もサッカー専門ではない」とのこと。「クラブでサッカーをやりたい」と言うのです。寝耳に水でした。

 それでも、夫は「周りが動くからつられているだけ。本当にやりたいのかわからない」とあまり相手にしません。私もどうしていいのかわかりません。クラブ志望の子のお母さんに聞こうかと思いましたが「今から調べるの?」と言われそうで、聞けませんでした。でも、子どもがあまりに「受けたい」というので夫がネットで調べたら、近隣の多くのクラブはもう募集を締め切っていました。結局ひとつしか受けられず、そこも不合格になりました。

「クラブに入りたいのなら、どうしてもっと早く言わないの?」と息子を責めるような口調になってしまいました。心の中では、おとなしい子で主張できないタイプだとわかっていながら。

 あとで長女から「あの子はお金がかかるからお母さんたちの迷惑になるかもって悩んでいたんじゃないかな」と聞かされました。

 中学の部活でやったものの、やはり満足感は得られなかったようです。申し訳ないことをしたと思いましたが、今は高校に行ってサッカーを頑張ると受験勉強をしています。この反省を活かし、次男、三男にはよく気持ちを聞いて親として出来る限りのサポートしてあげたいです。

ジュニアユースチーム選び体験記

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