チーム動画紹介第6回「南流山少年サッカークラブ」
2007年04月02日
未分類今回お邪魔したのは千葉県流山市の南流山少年サッカークラブ。コーチの3年生担当コーチの上田憲さんにお話を伺いました。
答えてくれたコーチの上田憲さん
「南流山少年サッカークラブ」ってどんなクラブ?
流山市の鰭ヶ崎(ひれがさき)小学校地域を中心とした約80名のクラブです。江戸川河川敷と鰭ヶ崎小学校グラウンドで土日休日を中心に活動しています。15人のボランティアコーチ達を中心に「全員が楽しくサッカーに親しみ、技術を向上させていこう」をテーマに練習をしています。
最近の悩み
最近ではワールドクラスのスター選手の映像を簡単に見ることができ、そうした選手のプレーを真似するのは良いことだと思います。しかし、プレー自体を習得できるまでには簡単ではないことを子供たちにわかって欲しいなと思います。スター選手も基本練習のステップを踏んでスーパープレーができるようになっているはずですから。止める、蹴る、ドリブル、周りを見るといった基本を大切にして欲しいと考えています。
・練習や試合の時、低学年だとテンションがなかなか上がらない時があります。練習でも試合でもテンションを高めることが大切だと思います。
・楽しく練習することが第1ですが、「楽しい」と「ふざける」は違うということを分からせてあげています。ふざけて怪我をしたら、チームにどんな影響が及ぶかを考えられる年代になっているわけですから、子どもたち自身で考えられるように導きたいですね。
チーム作りで大切なことは
あいさつを交わす、身支度をする、片付けをするといったグラウンド外、「サッカー以前」のことも大切だと考えています。このグラウンドでサッカーができるということは、周りの大人が準備をしているということ、そういったありがたみも子供には理解してもらいたいです。このような「サッカー以前」の集団生活にまつわる、しつけの部分も指導者の範囲だと思っています。
試合でチームが目指すものは「繋ぐサッカー」です。大きく蹴ってしまうような内容よりも、パスで繋げるサッカーを優先させています。これを実践するためには、基本である「ボールをきちんと扱えて周りが見えること」が大事だと思います。練習では基本の反復を重視しています。
試合の勝利で子供達が自信をつけてくれることもまた大切なことだと考えています。内容がよければ、きちんと誉めることで子供に自信がつくと思います。特に3年生以下では我々指導者がわかりやすい言葉で伝えることを意識しています。
編集部コメント
江戸川の河川敷のグラウンドにお邪魔しました。この冬の乾燥した時期の河川敷のグラウンドと言えばガタガタ、ボコボコのイメージがあり、受け手が止めやすいグラウンダーのパスをしても、受け手にボールが収まるまで時間がかかってしまうようなグラウンドが河川敷のグラウンドだと思っていました。しかし、お邪魔したグラウンドは凹凸がなく、イレギュラーしないグラウンドでした。良いグラウンドになるためには「良く使うこと」と「整備をすること」の2点が大切だと聞いたことがあります。
南流山少年サッカークラブでは、役員の方が平日の時間を割いて整備をされているとお聞きしました。現在は核家族化が進み、子供の生活周りの大人と言えば、親と先生だけというのが普通ではないでしょうか。加わっても塾の先生ぐらいです。しかし、南流山少年サッカークラブでは父兄、ボランティアコーチ、子供が既に卒業されている役員の方たちといった色々な年代の大人が子供達を見守っているクラブでした。親だけで子供を育てるのではなく、地域の大人達が皆で子供を育てようという雰囲気が、イレギュラーしない整備されたグラウンドから感じ取ることができました。
(ジュニサカ編集部)
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