チーム動画紹介第20回「辰沼少年サッカークラブ」

2007年07月09日

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tatunuma_kantoku

今回お邪魔したのは東京都足立区にある辰沼少年サッカークラブ。代表の友永功二さんにお話を伺いました。

写真向かって右が友永さん、左が滝沢さん

「辰沼少年サッカークラブ」ってどんなクラブ?

 足立区立辰沼小学校を中心に活動するクラブです。女子チームもあり、昨年に行われた、小学3年生以下の女子チームのみで行われた東京都ニーニャス大会では、優勝を納めるなど、躍進を遂げているチームです。また、平日水曜日と金曜日に元Lリーグ(現在のなでしこリーグ)で活躍した滝沢かおり氏をテクニカルアドバイザーとして招き、ご指導をいただいております。

最近の悩み
 特に悩みといったものはございませんが、あえて挙げるとするなら“勝利至上主義”のチームを築くことができないことですね。もちろん各指導者、保護者の方々がチームを強くしたい、頂点に立ちたいと思うかもしれませんが、私どものチームでは平等主義を根底に置き、試合でも、最強メンバーを組んで挑むのではなく、ポジションを固定せずに、順番に選手を交代することによって、チーム全体としてのバランスを整えるようにしています。しかし、一指導者として、子どもたちに勝利を得る喜びを知ってもらいたい、有名になってもらいたいという切なる思いがあるので、それが悩みですね。

チーム作りで大切なこと
 協調し合うことを教えることが大切ですね。子どもたちは、精神的にも肉体的にもさまざまに異なり、それぞれが考えることが違います。だからといって、みんなと同じルール、マナーが守れないのは良くありません。そういったことに関しては、きちんと指導するように努めています。
 楽しいことも辛いことも含め、『このメンバーでともに戦えた』ことを誇りに思えるように導けることが、指導者の役目ではないでしょうか。また、たとえゲームで敗戦を喫しても、「あの場面のプレーは個々で負けていなかった」「あれはチームにとって献身的なプレーだったよ」などの声をかけてあげることが重要ですね。子どもたちと指導者の間にも協調し合える関係を築くことが大切です。

編集部コメント

 創部25年以上を迎えるチームですが、代表の友永さんは30代という若さ。さまざまな事情により、代表を任されることになり、チーム改革に奔走中の指導者です。テクニカルアドバイザーとして滝沢かおり氏を迎え、新しい練習メニューを取り入れるなど、チームは、ここ数年で上昇気流にあります。
 取材当日、突然の雨に降られ、急きょ体育館の練習に切り替えてもらうことになりました。湿気高い室内の中でも、チームは懸命にトレーニングに励んでいました。ひとつひとつプレーを中断させ、「どうすればうまくいくか」「この場面ではこうしたほうがいい」など、熱のこもった指導をするコーチ陣。そして、その響く指導者たちの声を真剣に聞き入れる子どもたち。
 最後に「5、6年後楽しみにしていてください」と友永さんが残した言葉が物語るように、まさにこれからが期待できるチームでした。毎回の練習で流す汗がいずれ結晶となるに違いない辰沼少年サッカークラブさんでした。

(ジュニサカ編集部)

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