チーム動画紹介第22回「エンデバーFC」
2007年07月23日
未分類今回お邪魔したのは千葉県野田市のエンデバーFCにお邪魔しました。代表の稲谷俊光さんと顧問の吉田定司さんにお話を伺いました。
「エンデバーFC」ってどんなクラブ?
千葉県野田市を中心に活動し、1992年に立ち上げキッズからジュニアでクラブ人数は約100名、ボランティアコーチ30名で活動しています。
「エンデバー(Endeavor)」という名前の由来とおり「努力」をモットーに試合のときや練習の時、普段の生活の中でも力を出し切ることを指導の柱としています。
ごちゃ混ぜのフットサルの練習とは?
ウチのクラブでは、4年生ぐらいまでに1対1のボールの奪い合いがしっかり出来ていることが大切だと思っています。時代が変化しサッカーも日々変化していますが、1対1でのボールの奪い合いが基本であることに変わりはありません。そこでエンデバーFCでは、ごちゃ混ぜのフットサルの練習を行なっています。ごちゃ混ぜのフットサルとは、一つのコートにキッズから低学年の何組ものチームが入り同じ時間でプレーします。土曜日は屋内でこの練習のみでフットサルに力を入れています。
この練習は1対1で負けないこと、人にぶつからないように狭いスペースでもしっかりボールコントロールすることがしっかり身につきます。見た感じは「だんごサッカー」のようですが、低学年世代で組織の練習しても意味は無いと思っています。「だんごサッカー」の練習によって身につく要素が、このクラブの指導の方向性の特長を全て含んでいると言っても良いでしょう。
また、子供たちには周囲に注意を払うという対応能力も大事です。大人がこのスペースでこの人数で練習をしたら怪我人が続出するはずですが、エンデバーFC の子どもたちは幸い怪我もなく、体育館のガラスを割ってしまうということもありません。また、この練習をすることによって子供たちには対応能力が備わっていき、どうしたら人とぶつからないようにすればいいのかと考え、対応能力が自然と身についていきます。広いコートだけで練習してもサッカーは上手くなりません。狭いところ、広いところ交互に練習をしていくことでサッカーは上達していくのだと思います。
編集部コメント
今回お邪魔したエンデバーFCさんは室内で「ごちゃ混ぜフットサル」というフットサルを中心とした練習を行なっていました。土曜はこの練習のみとし、とても重要視している練習です。
最近はよく「シュートのタイミングが遅い」とか「ドリブルが多すぎる」とご指摘をいただくそうですが、このことを理解しながら練習を行なっており、悩みや欠点に見えるかもしれませんがエンデバーFCさんの指導の方向性でもあるのだと感じました。「4年生ぐらいまでは、わがままなくらいドリブルで突き進んで行くようなサッカースタイルでいいと思ってます」とフットサルの練習を通して、のびのびと指導するように心がけていました。
フットサル愛好者は200万人とも言われ、9月には「Fリーグ」という日本初のフットサル全国リーグも開催されます。フットサルもますます加熱し、エンデバーFCさんのように必ず練習に取り入れ、子供たちがのびのびとサッカーをするいい練習方法だと思います。
(ジュニサカ編集部)
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