チーム動画紹介第82回「ワセダクラブZOTT」
2011年08月12日
未分類フットサルに詰まる面白さを子どもたちに伝える
今回は東京都西東京市や品川区で活動するワセダクラブZOTTの練習にお邪魔して、U-12コーチの清野さんにお話を伺いました。
「ワセダクラブZOTT」ってどんなチームですか?
私自身が監督・代表を務める、関東1部リーグ所属のフットサルクラブ「ZOTT WASEDA FUTSAL CLUB」のジュニアチームとして2010年から始動しています。U8~U15まで週2、3回活動の、フットサルをメインにしたチームです。普段はサッカーをやっていてフットサルで技術を磨きたいという子たちも来ているので、そういう子たちのためにも技術を伸ばしてあげ、フットサルという括りのなかで勝てるチームを目指しています。
チームのコンセプトはどういったものですか?
フットサルの特徴は攻守の切り替えが早かったり、全員で攻めたり守ったりしなければなりません。個々の技術を伸ばしていくうえで、チームとしては「考えてプレーすること」「しっかりとつなぐこと」を強く意識させています。私自身も小さいころからサッカーをやっていてよくわかるのですが、例えばこの場面ではダイレクトプレーが有効というような瞬時にひらめく判断は、このジュニア年代からしっかり磨く必要があると感じています。
またフットサルではインサイドを使うシーンがよくあります。ゲームのなかで、どれだけ正確なインサイドキックができるかも重要になってくるので、そういった部分の指導も大切にしています。
普段はトップチームでの指導もあると思いますが、子どもたちの指導で感じること、気をつけている部分などありますか?
うちのチームでは指導者全員がブラジルに行って指導の勉強をしているんです。私も何度か行っているのですが、やはりそのときに感じたのが、選手とコーチの距離が近いこと。本当に選手と密にコミュニケーションをとっていました。そういった指導法を参考にこっちも積極的にアドバイスしたり、逆に選手が聞きたいことがあるなら何でも聞いてこれるような、垣根を取っ払った環境づくりを意識していますね。
では、逆に指導の面で難しいと感じることはありますか?
声も出ないし、気持ちも出ないことがよくあるところですかね。やはりサッカーやフットサルは、声を出さなければ成り立たないスポーツだと思います。ただ、どうすればその気持ちの部分を引き立たせるのか、難しく感じる部分ではあります。
実際、私なんか本当は上手なプレーヤーじゃないんですよ(笑)。でも気持ちは常に負けないし、声も出す。「そんな選手でも関東1部でできるんだよ」と。そういう部分がうまく伝わってくれればと思います。
今後、子どもたちに望むことは?
もちろんプロになってくれれば嬉しいでしょうが、将来サッカーやフットサルをやっててよかったなと思えるような人になってほしいですね。
技術的な面で言うと、サッカーでも活かせるようなフットサルの技術を身につけてほしいです。特にフットサルでは相手の視野を奪うようなプレーが多く、そういう部分は非常に身につきます。それと、やはりインサイドキックの大切さですね。でこぼこなグランドではなく、ピッチは床なので「ごまかし」が効かないはず。どれだけ正確に蹴れるかを意識してもらいたいです。
あとはよくトップチームの試合を応援に子どもたちが来てくれます。すごくありがたいことだと感じています。ただ「練習も観においで」と言ってもあまり観にはこないんですけどね……(笑)。でも本当に先ほど言ったように、大人のプレーを観ることで、「攻守の切り替え」や「パスの正確さ」、「視野を奪うプレー」、それとゲーム中での「声出し」「強いメンタリティ」など、さまざまな部分が参考になると思うので、そういった質を感じて、少しでも子どもたちの刺激になってもらえればうれしいです。
編集部コメント
創部2年目ながら今年のキヤノンカップ東日本大会を制し、全国大会では第3位に輝いたワセダクラブZOTT。練習会場で見せたその素顔はどちらかというと寡黙なほうでしたが、ピッチのうえでは素早い判断力と正確なパス回しで真剣に練習に取り組んでいました。確かに「もう少し声がでればなぁ」と感じる部分はありますが、それは清野さんがお話していたように、清野さんが代表を務めるトップチームの練習や試合を生で体感して、刺激になってくれればいいのでしょう。実際に観に行けば、必ずいろんな発見があるはずです。と、熱く語りながらも子どもたちの成長に期待したいです。
「ZOTT WASEDA FUTSAL CLUB」が所属する関東フットサルリーグのHPは下記アドレスから。
http://www.pitin.com/kanto/
(取材・文・写真●ジュニサカ編集部 吉村)
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