食欲低下がもたらす「負」のサイクル

2012年09月28日

コラム

疲労することによる身体への影響に、食欲低下があります。これは【身体が疲れている=内臓の働きも低下している】ということから起こります。加えて、食べること、食べたものを消化・吸収することにもかなりのエネルギーを消耗します。疲れたときは「食べる元気もない」となるのはそのためです。プロサッカー選手の中にも疲れてくると「何も食べたくない」「食べてもすぐお腹いっぱいになる」と訴えてくる選手がいます。また、口当たりの良い水分をたくさん摂取してしまって、余計に食欲が低下してしまうケースもあります。
しかし、疲労によって失われた栄養素が食事から補給できないと、身体は次のような状態になってしまいます。

エネルギー補給ができない→だるい、力が出ない、やる気が起きない。
タンパク質の補給ができない→筋肉の修復が行われない。
ビタミン・ミネラルの補給ができない→疲労がとれない、足がつる、口内炎ができる。

これまでにも多くのサッカーキッズを見てきましたが、子どもたちは2つのパターンに分かれます。<疲れていてもがんばってご飯を食べる子>と<ご飯を食べなくなる子>です。講演などで、疲れていても食事が大切だという話をすると今まで食べなかった子どもが食べるようになることがあります。つまり、気の持ちようで食欲はコントロールできるということです。成長期でスポーツをしている子どもが疲れるたびに食事がとれないとなると、怪我しやすい、貧血になる、骨折しやすい、などにつながることもありますし、健やかな成長にまで影響が出てしまいます。

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