LESSON4 ハーモニー体操 自分の体を観察するスキャニングとは

2013年05月02日

コラム

今回は、ハーモニー体操で重要となるスキャニングを紹介します。自分の体を知る大切な要素なので、動画と説明文でその重要性を知りましょう。

◆ スキャニングとは
ハーモニー体操では、「体操の前」「体操の途中」「体操の後」に自分の体を観察するスキャニングという時間をとります。それは、体操をすることで体の感じにどのような変化で起きているか? そういった部分について、自分の体に意識を向ける時間です。

直立の状態でも仰向けになった状態でもスキャニングは行うことができます。例えば直立の場合、両足は、肩幅くらいに開きで楽に立ち、左右の足裏のどこにどのくらい重さがかかっているかに意識を向けます。足裏で床についている場所と浮いている場所はあるのかといった違いにも意識を向けてみてください。ただし、左右均等に整える必要はありません。

またその状態から動きを入れて、体の重さを左右に移動したり、目線の高さを変えずに体をねじったりしてスキャニングすることもできます。左右でどちらが動きやすいか、どちらがねじりやすいか、違いを感じてみてください。

仰向けで行うスキャニングは、両腕・両足を伸ばした楽な状態から、両足のカカトがどんな風についているかや、場所や重さに違いがあるかなどに意識を向けます。スキャニングは体全体で行うものです。左右のお尻や背中の床についている場所、浮いている場所の違いもあわせて意識を向けてみてください。楽に呼吸をしながら行ってください。

こういった風に、体操の前と後で行ってみて違いを感じながら、スキャニングを通して自分の体を観察する時間を作ってみてください。体の左右の違いを感じても特に整えようとせずに、そのときに自分の体の感じをよく観察してみましょう。

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