「未来のなでしこプロジェクト」がスタート。キヤノン株式会社がプロジェクト第一パートナーとして、「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」「JFAエリートプログラム 女子U-13スターティングキャンプ」に特別協賛
2013年08月06日
ジュニアサッカーニュース
本日、JFAハウス内で記者会見が行われ、日本サッカー協会(以下JFA)は、女子サッカーの普及・育成事業を再編し、「未来のなでしこプロジェクト」と称して、女子サッカーの育成・普及活動に取り組んでいくこと、そして、そのプロジェクトの第一パートナー企業として、キヤノン株式会社が参画することが発表された。
キヤノン株式会社は、これまで男女それぞれの部門にて、13年間にわたりキヤノンカップジュニアサッカーを開催。予選大会を勝ち抜いたチームが決勝大会へ駒を進め、決勝大会で優秀選手に選ばれた選手は、その後選抜チームとして国内外で試合を行うなど、U12年代のサッカーの発展に寄与してきた。キヤノンカップジュニアサッカーは今年度で終了し、来年度からはこの「未来のなでしこプロジェクト」を中心にとりわけ少女サッカーに力を注いでいくこととなる。
「未来のなでしこプロジェクト」の一環として、まず02年から開催されてきた「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」を14年度より新名称「キヤノン ガールズ・エイト~JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会(仮)」として開催することが決定。この大会は毎年全国9地域で開催されてきた12歳以下の女子選手を対象とした8人制サッカー大会だ。本プロジェクトのスタートを機に大会内容や出場チーム形態を見直しており、14年度からは全国9地域で毎年3月に開催し、2,000人の参加者数を見込んでいる。
あわせて世界基準の「個」を育成することを目的とした「JFAエリートプログラム」の中の1回目に行われるトレーニングキャンプを新たに「キヤノン ガールズ・キャンプ(仮)」と呼び、全国のトレセン活動や先に紹介した「キヤノン ガールズ・エイト~JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会(仮)」から選考された13歳以下の女子選手を招集することも発表された。このキャンプではトレーニングの他にサッカー以外の専門家を講師として招く計画もあり、当プログラムの一層の充実を図るとともに、小学生・中学生年代の女子サッカーの強化・環境整備に力を注いでいく。
今回発表された大会・キャンプは、あくまでも「未来のなでしこプロジェクト」の一事業に過ぎない。JFAとしては、今後もさらに協力パートナー企業を増やし、当プロジェクトならびに日本女子サッカーを発展させていきたい考えだ。

※記者会見には、上田女子委員長、後藤選手の他、キヤノン株式会社・野口執行役員兼渉外本部長、高倉U-16日本女子代表監督が出席した。
上田栄治氏(日本サッカー協会女子委員長)
「(キヤノン株式会社に対して)これまでキヤノンカップジュニアサッカー大会を開催していただき、感謝申し上げたい。2001年という、まだ女子サッカーが日の目を見ない時期から、女子の部門を設けていただいた。少女の大会がまだ少なかったため、この大会を通じて、少女たちがサッカーやフットサルをする楽しさやより上のレベルでサッカーをする意欲を高めるきっかけになった。日本女子サッカー界最大の課題は、小学校から中学校に移る時。2014年度から、まさにその時期の普及・育成の事業にキヤノン株式会社様に多大なるご支援をいただくことになった。これまでのガールズ・エイトは、開催日に他の大会が行われていたり、参加できない少女が多数いた。その点を14年度より改善し、3月のどこかの土日は、「女子サッカー選手が集まる日」としたい。3月に行うことで、小学生年代の集大成であり、また男女一緒に活動する小学生年代から女子中心となる中学生年代のステップとなる大会にしたい。全国で約2000人の少女が参加できる大規模で、少女たちにとって大きな目標となる大会になるはずだ。
小学生年代から目標となる大会ができ、エリートプログラムにつながり、未来のなでしこを目指して、少女たちが女子サッカーに取り組めるようになると思う」
後藤三知選手(浦和レッズレディース)
「私は小学5・6年生のときに、第1・2回キヤノンカップに出場させてもらった。この大会で私は初めて全国のサッカー仲間とサッカーをする機会に恵まれた。そして大会優秀選手としてアメリカ遠征に行かせていただき、当時小学生だった私の世界が広がりました。私にとってキヤノンカップはサッカーで夢を持つきっかけとなった大会。今回の「キヤノン ガールズ・エイト」「キヤノン ガールズ・キャンプ」を通じて、将来、世界で活躍する選手がたくさん生まれることを期待して、私自身もがんばっていきたい」

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