サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第18回 夏のサッカー部体験」

2013年08月08日

コラム

次男たち中学三年の夏といえば、学校見学。

先週はチームの先輩が何人か行っている高校へ行ってきました。

いい雰囲気で、グラウンドも広く、次男は一気にそこへ行きたい気持ちに。

そこで、今週は少々無理目の都立高にも行ってみようよ、と次男に言ってみました。

「えー、いいよ、そこ偏差値高いし」

「サッカー部見学だけしてみようよ。前、試合を見に行ったら、制服姿のかわいい女子がいっぱい応援に来てたよ」

めんどくさがる次男のお尻をたたき、やっとのことで出かけました

学校、なかなかきれいだし、「こんにちは!」と生徒さんが自然に挨拶してくれるのも感じがいい

ところが。

「……えっ? ここでやるの? 狭くね?」

なんか、グラウンドが狭い。しかも、テニスに、野球、陸上と、ひしめきあっています。

「サッカー部見学の中学生ですか? 体験しますか?」

次男と一緒に不審そうにしている中学生に、サッカー部のマネージャーの女の子が声をかけてくれました。次男たちは着替えて体験してみることに。

しばらくすると、どこからわいてきたのか、サッカー部の部員がゾロゾロと。

グラウンドは、いつの間にか陸上部&野球部練習場から、サッカー場に変身。

練習が始まりました。

「ナイスボール!」

「ドンマイ!」

「オイ、ちゃんと中学生の面倒見ろよ~」

なんて声がどんどん出ていて、部活の雰囲気はとてもいい。

最初動きが硬かった次男も、途中からだんだんリラックスしてきたみたい。

一通りの基礎練習を終えて、体験終了。

なるほど。高校部活ー! って感じです。

帰り道、

「どうだった? レベルは?」

「オレ、けっこうできたかも」

へえ。

「あ~、緊張した~。G(長男)も去年、こんなだったのかな」

「長男の場合はセレクションだけど、今日はただの体験じゃん」

「体験だって、知らない人ばっかりだし、緊張するよ! 最初のロングパスで緊張して、3回も地面蹴っちゃって。でも最後のほうはいつも通り蹴れるようになって、『ナイスボール』って言われた」

「他の人たちは?」

「高校生でも、できてない人いっぱいいた。あれだったら、チームのIとかSとか、全部ナイスボールだよ」

ふーん。

「うーん、でも、やっぱりここはなんか違うかな……。グランウンド、狭いし」

たしかに、全員で練習やってるから窮屈ではあるよねぇ。

「でも、今日来てよかったでしょ?」

「うん。来てよかった。オレ、ここじゃなくて、〇〇高校行けるようにがんばる」

チームでは、なかなか思うようにプレーできなくて、選抜チームには入れない次男。

だけれど、今日高校サッカー部体験に来てみたら、ごく普通の中学生男子の中では、まあまあイケルほうだった。

帰り道、いつになく饒舌で、自分からいろいろ話をしてくれる次男。

自分のサッカーが通用することがわかって、うれしかったんだね。

そういえば、去年の長男の高校セレクション合格の日も、長男、自分からいっぱいおしゃべりしてくれたっけ。

蒸し暑い夕暮れの中、次男と家に向かいながら、次男、サッカーを続けてきて、ほんとによかったナ、としみじみ思ってしまったのでした。

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