サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第19回 父と息子と合宿準備」
2013年08月15日
コラム夜、練習から帰ってきた長男。
「明日から合宿だった。6時半くらいに出る。弁当もいる」
えええ!?
「じゃあ、もう今晩のうちに準備しておきなさい」と父ちゃん。
「朝支度する。5時に起こして。お願い!」
寝てしまいました。
「どうするんだよ。間に合うのか?」
「平気平気」
「平気って……母ちゃんはいいかげんなんだから。オレは、小学校のときから、前の日に時間割をやらないと心配で眠れなかった」
「そんな神経質なの困るよぉ。大丈夫、朝起きてやるって言ってたし」
「じゃ、ちゃんと手伝ってあげてよ」
「アタシは弁当作るだけにするから。小学校のときから、合宿の支度は自分でやってるし。パンツ足りなきゃ、同じの履けばいい」
「なんでそう優しくないんだよ」
「も~、父ちゃんは過保護!」
子どもたちの合宿のたびに、同じやりとりをしてしまう父ちゃん母ちゃん。
翌朝。長男、きっちり5時に起きて、あれやこれや自分で詰め、無事、出かけて行きました。
途中で起きてきた父ちゃんが、「このバスタオル持っていかなくていいのか? 定期忘れるなよ」
まったくもう。父ちゃんみたいな母ちゃんだったら、息子は永遠に自立できませんからね。
ウチの場合は、長男小学校2年、次男1年のときから、サッカーの合宿に行っています。
長男が小学校4年生の時、チームのTのお母さんが、
「T、ぜんぶ自分で支度したから、ぜーったい忘れ物あると思うんだ……ま、なんとかするでしょ」
と言ってたのを聞いて、それから母ちゃんも、支度は彼らに任せるようになりました。
最初のうちは合宿の栞を見ながら一緒に持ち物の準備をして、6年の頃は自分でもできるようになり、中学になってからは、すべて自分で支度できるようになりました。
最初はチェックリストにチェックを入れていたけど、中2の頃には持ち物リストを見なくても用意は完璧。
小さいときからのサッカーで、何が成長してくれてうれしいかって、この、合宿の支度が自分できる、ってこと! これは、けっこう大きいポイントだと思うんですよ。
小中学校では、たった1泊、2泊の林間学校等で、親への懇切丁寧すぎる持ち物説明やら、1週間前からの持ち物、体温チェックななどあって、大げさすぎてずっこけてしまう。
以前、ジュニアチームのコーチと話をしていたときに、合宿の付き添いの保護者のボランティアも大変ですね、と母ちゃんが言ったところ。
「いや、保護者の方がいらっしゃると、子どもは頼ってしまうので、じつは来ていただかないほうがいいんです」ときっぱり言っていたんです。
「たとえは、ふとんを畳むのでも、子どもだけだと指導する人がいないから、ぐじゃぐじゃに畳んで入れてしまうかもしれない。でも、それでも、いいんです。自分たちで、『コレどうしよう?』と考えてやることが大事なんです」って。
母ちゃん、ずーっとこの話が印象に残っていて。
だからね。
自分で持ち物用意して、忘れ物があったらなしですます、工夫する。
それで、ぜんぜんいいんですよ。
忘れ物があったって、死ぬわけじゃないんだからさ。
そういうたくましさが、「危機管理能力」「生きる力」を養うんじゃないのかなぁ、と思うんだけど。
「母ちゃんがものぐさなだけだろっ!?」
父ちゃんのツッコミ、聞こえてますけど、無視しますね。
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