トップアスリートのカラダになれる!? 長友佑都選手たちが実戦するトレーニング方法とは?
2013年10月12日
コラム柔軟性がパワーとスピードを生む
――「バランスのいい体、柔軟性を持った選手」がトップアスリートに近づく要素とのことですが、木場さんが指導されてきた中で、その部分が特に優れている選手は?
やはり長友選手でしょうね。開脚であれば160度まで開くし、前屈であれば手の平が床にべったりとつく。それはストレッチや体幹トレーニングを重ねることで、手に入れた柔軟性です。
――努力をすれば、ケガをしにくい柔軟な体になれるということですね。
もちろんです。ただ間違ってほしくないのは、みんなが同じように脚を160度開けるようにならなくてはいけない、手がべったりと床につくようにならないといけないということではありません。
ストレッチやトレーニングを続けることで、「1カ月前よりも脚が5度開くようになった」「床に指先が少しでも触れるようになった」というように、少しずつ進歩していくことが大切だと思います。決して柔軟性に優れた選手の基準に合わせる必要はありません。
体は個人個人で全く違うものですから、少しでも柔らかくなるように努力することが大事。そうした日々の努力がケガの予防につながり、いいプレーを長く続けられるための体になる第一歩だと考えます。
さらに柔軟性のある体が、パワーやスピードのアップにもいい影響を与えてくれます。仮に前屈の記録が1センチ伸びたとしたら、その1センチ伸びた分、筋肉にパワーがつくととらえてください。柔軟性が高まり、筋肉がより伸びるようになることで、パワーが伝わりやすくなります。
――すべての基本が柔軟性なんですね。
例えば、股関節周辺の筋肉の柔軟性を高めることで、ターンのスピードが向上したり、キック力もつき、より強くて速いボールを蹴ることができます。関節周りが柔軟な選手は、筋肉がバネの役割を果たすため、試合で高いパフォーマンスを発揮しやすいでしょうね。やはりケガの予防も含めて、子どものうちから、時間をつくってストレッチに取り組んでもらいたいです。
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