長友佑都・小川佳純も大学からプロへ! 明治大学サッカー部 神川監督に聞く、学生サッカーと文武両道【前編】
2013年11月06日
コラム近年、大躍進を遂げ、古豪復活を強く印象づけている明治大学サッカー部。2009年の天皇杯では、モンテディオ山形に勝利し、学生サッカー史上初となるJ1クラブ撃破を成し遂げ、その勢いのまま翌年51年ぶりのインカレ優勝も果たした。その明治大学サッカー部を率いるのが神川明彦監督。大学職員として働く同氏は、チームの強化を図る一方、「学生としての本分」を大切に部員たちの指導を行ってきた。学業とサッカーの両立。そして文武両道の本当の意味とは――。大学でサッカーを続けることの意義を聞いた。
文●三谷悠 写真協力●明大スポーツ
※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.18秋号』P106-111より転載
早朝練習で学業とサッカーの両立に成功!
――まず監督自身の学生時代をお聞きします。当時、サッカーと勉強の両立はうまくできていましたか?
できていたと思います。特に中学生のときは夕方の6時まで練習。その後、家に帰ってご飯を食べてから、塾に行くという生活でした。
塾は夜7時30分とか8時スタートだったのかな。塾に来るのは勉強のできる子たちばかりで、僕が一番劣等生だったんです。でも、鎌倉高校に行くという目標があったので「なにくそ」と思いながらやっていました。
――サッカーの練習は?
大好きでした。自分でいうのもなんですが、中学校では僕が一番うまかったんですよ。だから、たくさんやりました。授業が終わって、ホームルームで「さよなら」と言うと、ダッシュでグラウンドに行くくらい(笑)。みんなが集まってくる頃には、もうボールを蹴っていました。
週1回しか練習のなかった小学校に比べて、中学校は(部活で)毎日練習がありますから、とにかく毎日サッカーできるのが楽しみでしたね。
――両立の大変さは感じませんでしたか?
全然。眠かったですけど、常に楽しさがありました。自分の目標を設定して、その目標に達する喜びですよね。
――さて、現在は明大の監督を務められていますが、就任以降、学生が授業に出られるように6時からの早朝練習を実施しているそうですね。
私自身が、学生として明治大学のサッカー部に在籍していたときから感じていたのですが、当時の練習が授業に出にくい時間に設定されていました。
午後2時か3時に練習がスタートするので、そうなると午後の授業を受けられない。そもそも、大学は勉強をする機関なのに、サッカーばかりやっているのはおかしいんですよ。
ですから監督に就任した2004年から、早朝練習を取り入れました。私も仕事がありますし、ナイター設備もないので朝にやるしかないと。6時から始めて約2時間。8時に終われば、1限の授業に間に合います。そうすることでスッキリした気持ちで授業に行けるんですよ。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
フットサル日本女子代表、タイ遠征参加メンバー発表!2025.04.01
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合に臨むメンバー発表!2025.03.31
-
U-17日本代表メンバー発表!【AFC U17アジアカップ サウジアラビア2025】2025.03.19
-
サッカー日本代表メンバー発表。上田綺世や伊藤洋輝が復帰!【FIFAワールドカップ26アジア最終予選】2025.03.14
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合に臨むメンバー発表!
- ポジションが変わらない息子
- 2013年度 ナショナルトレセンU-14 後期の開催概要および参加メンバー発表
- 頭と体を同時に鍛えるアジリズムトレーニングの基本
- 昨年度全国決勝大会で準優勝のmalva千葉fc U-12、4年連続で全国の舞台へ
- 乾貴士選手の実戦的ドリブルテクニック!! DFの「心理」を利用する突破法
- 『ダノンネーションズカップ2018 in JAPAN』予選リーグ結果
- 子どもは寝ないと育たない? 再認識したい「睡眠」の重要性
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- U-17日本代表メンバー発表!【AFC U17アジアカップ サウジアラビア2025】