成長著しいタイサッカー ジュニア年代から見るその指導法とは!?【後編】
2013年11月10日
コラム活況を帯びるタイ・プレミアリーグ
最近ではタイのプロリーグも盛んだ。日本のJ1に相当するタイ・プレミアリーグでは18チームが凌ぎを削る。
現在タイ・プレミアリーグでは、かつて日本でプレーした多くの日本人選手が、日本のJ2の選手よりも高額の報酬を受け取ってプレーしていると聞く。海外から技術レベルの高い選手たちを集めることで、自国のプロリーグのレベルが上がり、タイ国民の注目を浴びる。
今やタイで子どもの一番人気のスポーツは、伝統のプロリーグがあり、小学校での必修科目でもあるセパタクローではなく、サッカーだ。そうやって憧れのプロクラブのアカデミーには質の高い子どもたちが集まり、タイのU-12世代の技術レベルはどんどん上がっている。
ただし、『埼玉国際ジュニアサッカー大会2012』のタイU-12代表に帯同していたメディアのひとり、タヌさんは、自国リーグやU-12世代のレベルアップを実感する一方で、冷静な視座からこんな話もしてくれた。
「タイの子どもたちは試合中にリードしていると『もう大丈夫』『勝てる』と思って油断するなど、精神的にムラのある子どもが多いように感じています。日常生活でも、タイの子どもたちはその辺りにゴミを捨ててしまうし、だらしがない一面もある。自宅にいるときはお母さんが何でもやってあげてしまうんですよ。タイの子どもたちはひとりで寝られない子どもも多いんですよ。それに比べると、日本人の子どもはすばらしい。チームに規律があって精神的に逞しいし、日常でもすごく礼儀正しいですよね。人間性が優れていると思います。何よりも街が綺麗ですよ。ゴミをその辺りに捨ててしまうことはあまりないでしょう? 今回はせっかく日本にまで来てこういう大会に参加できるのだから、日本チームを見習って、みんなのために自分ができることをよく考えなさい、とチームでも指導をしているようです。タイのサッカー界が日本から学ぶことはまだまだたくさんありますね」
今回の取材を通じて感じたのは、タイサッカーの成長の著しさと、そこに関わる人たちの向上心の強さだ。タイのサッカーレベルは急成長を遂げている。
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