池上コーチの一語一得「笑顔でサッカーやらせたい」
2013年11月12日
コラム池上正さんが子どもに対する悩みや、保護者・コーチの子どもを取り巻く大人に関する疑問や悩みに答えるこのコーナー。今回は小学校1年生を教えるパパさんコーチからのご質問になります。
◎練習(トレーニング場面での悩みやギモン)
(質問者:小学1年生の保護者)
小学校のチームでパパコーチとして指導の手伝いをしているのですが、ついつい熱くなってしまい、気づくと子どもたち(1年生)の顔から笑顔がなくなっていることがあります。いろいろ本を読んで、教えすぎないように、また、結果を求めすぎないように気をつけているのですが、まだ上手く指導できません。コツがあればアドバイスお願いします。
まずは大人が笑顔になろう。
1年生の指導三つのポイント
まず最初に言っておきましょう。
まだ1年生です。彼らのプレーを見ているだけで楽しくなりませんか? 何も焦る必要はありません。大げさに言えば、上達具合とか進歩を見たいと思うから焦るのです。小学生、特に低学年の間は「笑顔だけ見えていればいい」そのように考えてください。
この学年のコーチが教えるとしたら、ポイントは三つあります。まずひとつはサッカーというスポーツの本質を伝えること。
「サッカーは点を取ったり、取られたり。そういうスポーツだね。勝ったり、負けたりする。でも、いつもゴールを狙って行こう」
そんなふうに話してみてください。
そして、もうひとつ。練習はできるだけ小さなピッチで、少ない人数で試合をさせましょう。3対3、4対4。できるだけ少人数で対戦させます。だれかが守って、誰かが攻める。常に全員がボールと関わっている状態をつくるためです。
三つめ。ふたつめと関連することですが、彼らを飽きさせたり、暇にさせてはいけません。全員で攻めて、全員で守るという感覚を体中に浸みこませるのもこの時期の大切なポイントです。
すでにお伝えしましたが、とにかく小学生、特に低学年は何も焦る必要はありません。一緒に楽しんでください。1年生は、小さくてやわらかい心の持ち主です。コーチの怖い顔にはすぐに反応します。子どもたちを笑顔にしたいなら、まず大人が笑顔でピッチに立つことです。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
-
「JFA 女子U-13 トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2025.06.10
-
「JFAナショナルGKキャンプ」参加メンバー発表!2025.06.06
-
関東トレセン女子U-15(前期) が開催!2025.06.06
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 「JFA 女子U-13 トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!
- 「JFAナショナルGKキャンプ」参加メンバー発表!
- 関東トレセン女子U-15(前期) が開催!
- サッカーは「1対1」ではなく「2対1」がベース。海外の指導者の8割がそう答える、海外では当たり前にある感覚
- 「2025ナショナルトレセン女子U-14前期」参加メンバー発表!
- U-20 Jリーグ選抜メンバー発表!【International Youth Invitational Football Cup at KTSP June 2025】
- 「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!
- 東京都伝統のトレセン大会「TOMAS CUP」 で輝いた5人の選手たち/ジュニサカMIP
- 「東北トレセン女子U-13」が開催!
- 2016ナショナルトレセンU-14前期の参加メンバー発表!