サッカーがうまくなる選手の育成 オランダ流シュートトレーニング【前編】

2014年02月05日

サッカー練習メニュー

ボール扱いがうまい“日本人”とサッカーがうまい“オランダ人”

 日本人と比べて大柄なオランダ人は、お世辞にも器用ではありません。しかし、実際に一緒にプレーをしてみるとわかるのですが、サッカーの試合中に求められるハンドリングは、オランダ人の方がとてもレベルが高いです。

 逆に日本人は、器用でボール扱いもスムーズですが、いざ試合が始まり敵チームのプレッシャーにさらされると、そのハイレベルなハンドリングを発揮できないケースが多い。

 理由として特定のハンドリングだけの反復トレーニングでの育成と、サッカーという本物のシチュエーションの中での育成の違いがあげられます。いかにして「ボールと自分」だけではなく敵や味方、またはその状況と関連づけてトレーニングするかを、オランダでは最優先に考えているのです。

 ここまでの内容を踏まえて、今回のテーマ「オランダでのシュートの考え方とトレーニング方法」について次回詳しく紹介します。

(後編へ続く。次回は2月6日更新予定)


プロフィール
J-Dream
http://www.jdream.nl/index.php

 オランダ在住の日本人サッカーチーム。代表 川合慶太郎 2001年1月より活動を開始。オランダ生活の中で子どもたちの運動をする機会が少ない中、体力レベルの低下や集中力の欠如など、子どもたちの将来に関わる深刻な問題を、オランダの国技ともいえるサッカーを通じて改善することを目的としている。また、サッカーというスポーツを通じて、国際交流にも力を入れている。小学生、中学生をメインに展開。幼稚園児、U50のチームがある。
 サッカー指導のみならず、2010年にはオランダサッカー協会公認のサッカー指導者講習会や、2011年には、オランダ、韓国、ロシア、オーストラリア、ウェールズなどの各国代表チームでコーチを歴任し、オランダが世界に誇るコンディショニングコーチ、レイモンド・フェルハイエン氏による『サッカーのピリオダイゼーション』セミナーなどを主催。オランダのサッカー哲学を日本に積極的に紹介している。

 


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