ジュニアのうちから“勝負脳”を鍛えて強い選手になる!!【後編】
2014年02月09日
メンタル/教育損得抜きの素直な子を育てる
人間は「失敗したらどうしよう」と考えると、ドキドキして集中できません。「結果」に気をとられて「損得勘定」を考えているからです。計算高くなってしまっているともいえるでしょう。「素直」にならないと、本当の意味で勝負事に集中できないんです。
素直な性格を育むには、①前向きで明るい ②否定語を使わない ③何事も(練習でも)常に全力投球 の3つを普段からやることが大切です。これを心がければ、スポーツ以外の分野でもスゴイ人になれますよ。
確かに、若いときは損得抜きに動いていると、損することばかりかもしれません。それでもメゲずにやり抜ける明るい性格ならば、将来その人は必ず光ってくるし、周りに人が集まるでしょう。
子どもを叱ったり問い詰めたりしたら、「素直な性格」は養われません。前述したように、人間には自分を守る本能が備わっています。ガミガミ叱られてばかりいたり、「ダメ、ダメ」と否定されていると苦しくて辛くなります。聞いたフリをして、右から左へ受け流すか、聞かないようにジッと耐え忍ぶか。それがエスカレートすると、ウソをついたり、ごまかしたりするようになってしまいます。
それでは、コーチや保護者はどうすれば良いか? 子どもが自ら考えて、自分からやってやると思わせるような、良い質問をしてあげることです。自己報酬神経群を活性化させて能力を発揮するには、他の誰のためでもない「自分のためにやる」という意識が重要なんです。
例えば、「どうして失敗したんだろう? 実は自分らも小さい頃にこんなミスをしたけど、そのときは監督にこう教わって上手くなったんだ。キミならどうする?」と、子どもに問いかけたり、促します。
「ボクならこうする」と自分から考えて行動できるように、自己報酬神経群の機能を磨くことが大切です。実際にそれができたら、ほめてあげること。そういう過程を踏むことで、子どもは「失敗をしたけれど、それを克服することによって、ボクはもっと成長できるんだ」と、身をもって学習するわけです。もちろん、子どもたちに好かれようと思って、媚を売ってばかりいても、全く意味がありません。
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