背が伸びるときスタミナも伸びる!(後編)

2014年03月23日

コラム

主運動と副運動の組み合わせが重要

 よく校庭を何周走るというやり方をしますが、そのときもむやみに速く走ればいいのではなくて、少しペースを抑えながら2セットやる方が有酸素という点で効果的です。

 それをこなした選手が次に他のメニューにという考えで十分です。

 また、シュート練習でもできるだけ待ち時間がないようにすることは大事。(シュートを打ち終えたら、休まずにラダーを使ったステップワークをこなしてから再びシュートを打つといったように)

 選手が常に動いているようなオーガナイズでやれれば、スタミナは高まるはずです。

 この年代はいわゆるインターバル形式のトレーニングを多く取り入れたい。インターバルというのは、先ほどのような、何か強い運動とジョギングのようなゆっくりとした運動を組み合わせたもののことです。ジョギングをリフティングに変更してもいいですが、ポイントは休憩時に止まって休まないことです。

 運動を続けながら次の運動を待つというイメージですね。

 そういうことを組み合わせてやれば、間違いなく良いトレーニングになります。1対1を激しくやって、リフティングで休むという具合に主運動と副運動の組み合わせが重要。サッカーとは常にその連続ですし、いつもサッカーのゲームを意識したトレーニングを考え、実施していくことが大切です。トレーニング例をひとつあげてみましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。


プロフィール
菅野淳
(かんの・あつし)
 
現FCソウルフィジカルコーチ。日本サッカー協会公認A級コーチ。
1992年に筑波大学蹴球部コーチからヤマハ発動機サッカー部(現ジュビロ磐田)コンディショニングコーチに就任。その後2003年までジュビロ磐田フィジカルコーチを務め、チームの黄金期を支えた。アテネオリンピック日本代表フィジカルコーチも担当。主な著書に『スポーツコンディショニング ケガを防ぐ体づくり』(ベースボール・マガジン社)がある。
 


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