育成現場で目にする怒鳴る指導。怒られると子どもの脳はどうなる?
2014年05月03日
コラムよく少年サッカーの現場では、時折、感情的に怒鳴っているような指導者や親を見かけます。そのときの子どもの脳はどのような状態になっているのでしょうか? また、怒鳴る指導にはなんらかの意味はあるのでしょうか。『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』(ともにNHK出版)などのベストセラーで脳科学から自信を取り戻す方法をアドバイスしている築山節先生の言葉に耳を傾けてみましょう。
文●戸塚美奈 写真●ジュニサカ編集部
※写真はイメージ。記事の内容とは関係ありません
「怒鳴る」ことは逆効果 伝わるものも伝わらない
教えることが目的なのであれば、怒鳴ることはあまり意味はないでしょう。
むしろ逆効果といえます。なぜなら、怒鳴られることで、子どもたちの脳の働きが止まってしまうからです。
脳では、理論的なことより、本能的に価値がある情報が先に伝わります。
つまり、「好き、嫌い」という感情系の情報が優先されるのです。子どもに限らず人は「嫌い、イヤ」となったら、どんな理論を立てて話しても脳には入りません。さらに怒鳴ることは相手に「イヤだ」という感情系の情報を先に伝えてしまい、それ以上の情報が伝わらなくなってしまいます。
すると怒鳴られたほうは、思考が止まってしまうのです。
「怒鳴る」ことは感情的な発散であることが多く、教えるというより、思いどおりにならないという自分のフラストレーション発散のために怒鳴ってしまっていることが多いのではないかと思います。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
LISEMが特別選考員に! 学生寮、グラウンド完備のJFSA高等学園が特待生、準特待生を選考するセレクションを開催2025.10.03
-
U-16日本代表、ウズベキスタン遠征参加メンバー発表!2025.10.03
-
サッカー日本代表メンバー発表!三笘薫が招集外。田中碧や中村敬斗が代表復帰!2025.10.02
-
【2025ナショナルトレセンU-14中期】参加メンバー発表!2025.09.26
フットボール最新ニュース
-
日本人選手所属ザルツブルクは後半AT弾で敗戦【25日結果まとめ/欧州EL】2024.05.21
-
ベティス、マンUから完全移籍の7番が劇的同点弾【24日結果まとめ/欧州EL】2024.05.21
-
バルセロナ、マンUから加入FWの活躍で強豪撃破【18日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
昨季王者PSGが4発快勝。白星スタート【17日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
-
アーセナルは交代策的中で白星【16日結果まとめ/欧州CL】2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2017年度の参加メンバー768名を発表【変更あり】
- なぜ「レギュラー」と「控え」ができるのか? ”子どもたちの幸せを生む”育成環境を考える【5月特集】
- 【2025ナショナルトレセンU-14中期】参加メンバー発表!
- 「お前なんか絶対に一流になられへん」。”努力家”本田圭佑の原点【前編】
- 「ガラスの天才」比嘉厚平。指導者になった今、何をおもうのか
- 運動神経は”才能”ではない!? スポーツ上達の秘訣は「脳」にあり
- 練習中にふざける高学年
- 2013年度ナショナルトレセンU-14 開催概要および参加メンバー発表
- 【第38回全日本少年サッカー大会】鹿児島県大会 決勝フォトレポート&大会結果「太陽SC、全員サッカーで3年ぶり2度目のV」
- 【バーモントカップ第25回全日本少年フットサル大会】全国決勝大会 大会フォトギャラリー③