【第38回全日本少年サッカー大会】群馬県大会 決勝フォトレポート&大会結果「ファナティコスが苦しみながらもPK戦を制し、群馬県大会7連覇を達成!!」
2014年06月17日
大会情報ファナティコスが苦しみながらもPK戦を制し、群馬県大会7連覇を達成!!
(文・写真●山本浩之)
6月15日(日)、高崎市浜川陸上競技場にて行われた「第38回全日本少年サッカー大会 群馬県大会」は、ファナティコスと高崎FC中川(以下、高崎FC)の決勝があり、スコアレスの末、PK戦を3-1で制したファナティコスが7年連続の優勝を果たした。
「もしPKではなく延長があったのならば負けていたかもしれない」とファナティコスの若林監督も言うように、決勝の相手、高崎FCのサッカーは力強かった。豊富な運動量でピッチを広く使って、ディフェンスの裏に抜け出す決定的なシーンも作り、前半も終わりに近づいたころには高崎FCがペースをつかんでいた。
その悪い流れを断ち切ろうと、ファナティコスは中盤での厚い守りで対応し、ボールを奪うと攻撃に転じた。しかし、今度は高崎FCのディフェンスに手を焼く。「相手の2バックが厳しかったです。前半はドリブルも仕掛けられたけれど、後半は思ったようにプレーをすることができませんでした」とフォワードの7番・吉原くんの言葉通り、ファナティコスは前半のシュートが4本、後半は1本に抑えられた。
前後半に渡って高崎FCの果敢な動きに苦しめられたファナティコス。それだけにPK戦に突入して、3番手の8番・外所くんが放った力強いシュートがゴールマウスに吸い込まれると、勝利の瞬間を待ちわびていた選手たちは喜びを爆発させた。
7年連続の決勝大会出場は、これまでの群馬県大会の連続優勝記録に並ぶこともあり、周囲の期待や重圧から解放されたファナティコスの選手たちは、安堵の表情を浮かべていた。だが、決して浮かれることはなく「運動量や踏ん張りどころが甘かったのだと思います」と試合を振り返り、自分たちに足りなかったところもしっかりと見つめ直していた。
■ファナティコス 若林秀行監督のコメント
今年の選手たちは入団したときから、毎年、全国大会に出場する先輩たちを見て育ってきました。それが当たりまえのことで、強いファナティコスしか知らないわけです。だから、自分たちの代で途切れさせてはいけないというプレッシャーも相当あったことだろうと思います。「今年のファナティコスは優勝できないんじゃない」という声も耳にしましたが、そんな状況でも、選手たちは真面目にサッカーに取り組んで、だんだんと力と自信をつけてきました。この子たちも優勝することができて本当に良かったと思います。
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