【第25回関東選抜少年サッカー大会】決勝レポート「東京都U-12選抜ブルーが優勝!!」

2014年12月08日

大会情報

第25回関東選抜少年サッカー大会は東京都U-12選抜ブルーが優勝!!

第25回関東選抜少年サッカー①(文・写真●山本浩之)

 12月6日(土)、7日(土)の2日間に渡り、茨城県ひたちなか市総合運動公園で「第25回関東選抜少年サッカー大会」が開催され、東京都U-12選抜ブルー が4-0で、群馬選抜を破り優勝を果たした。

 本大会は、関東8都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県)の16チームと、東北6県(青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県)、そして長野県、新潟県より1チームずつの計24の選抜チームによって競われる。試合形式は8人制による45分間(15分×3ピリオド)で行われ、選手は各ピリオドで総入れ替えとなる。

 午後2時のひたちなか市総合運動公園。まもなく東京都U-12選抜ブルーと群馬選抜の決勝が始まる。陸上競技場のうえに広がる青い空がどこまでも広く大きく見えた。やがてキックオフを告げるホイッスルが鳴り響くと、手入れの行き届いた芝の上を選手たちがボールを追って走り出した。

 東京都U-12選抜ブルーは「準決勝の横浜TC戦は3-2と苦戦しましたが、群馬選抜とは予選リーグが同組だったこともあり、どんなチームなのかはスカウティングできていました」との米原隆幸監督の言葉通り、序盤から迷いのないプレーをみせると、積極的に個人技を仕掛け、両サイドのスペースを有効に使って第1ピリオドで2得点を叩き出した。先制点は17番・本多知啓くんのロングスローのボールを7番・畑橋拓輝くんが頭で合わせた技ありのゴール。2点目は11番・栗原祥太くんが高速ドリブルで右サイドを駆け抜けて、角度のない位置から強引に打ち込んだゴールだった。

 第2ピリオドになると、ゲームは落ち着いた様相を見せる。東京都U-12選抜ブルーは声を出し合い連携を取りながらペースを掴もうとする。一方で群馬選抜はボールをよく動かし、ピッチをワイドに使った攻撃を展開していった。それでも互いに決めきることができず、このピリオドではスコアが2-0のまま動くことはなかった。

 最終の第3ピリオドを迎えると、東京都U-12選抜ブルーが個の突破から立て続けに追加点を奪う。10番・福崎伶青くんがリズミカルなボールタッチで相手ディフェンダーをかわし、ゴールキーパーの動きを見てから放った柔らかいシュートを決めると、今度は13番・角昂志郎くんが力強いドリブルから強烈なシュートを叩き込んだ。

 得点差をつけられた群馬選抜だが、最後まで諦めることなく粘り強く対応すると、ボールを奪っては素早い攻撃を展開した。だが、東京都U-12選抜ブルーの堅守を崩すことができず、結局4-0でタイムアップ。東京都U-12選抜ブルーが、東京都の選抜チームとしては2006年の第17回大会以来となる栄光の座に輝いた。

 試合後、東京都U-12選抜ブルーの選手の起用方法について気になることがあったので、米原監督に質問をした。「たしかに、第3ピリオドに出場したメンバーは、全員が横河武蔵野FCジュニアの選手です。選抜大会なので、このような選手起用には否定的な声が上がるのも覚悟はしていましたが、横河武蔵野の選手たちは、このトレセンの練習に参加する時間がなかったのですから仕方がありません」と事情を明かしてくれた。

 東京都U-12ブルーは選手選考後、関東選抜少年サッカー大会の優勝を目指して、チームが一丸となってトレーニングを進め「連携力」を高めてきた。だが、横河武蔵野から選出された選手たちは、11月14日に開催する『ダノンネーションズカップ2014世界大会』に出場するためブラジルのサンパウロに行ってしまい合同練習に参加することができなかったのだ。

「もう練習時間は取れないという状況のなかで、ブラジルから帰国したばかりの選手たちを呼んで、ほかのメンバーと顔を合わせる間もなく、強引に第1、第2ピリオドに割り振っても、それがベストオーダーになるという保証はありません。むしろ、これまで整えてきたチームのバランスを崩しかねない。そんなリスクをはらんでいるのであれば、第3ピリオドを横河武蔵野の選手たちに割り当てたほうがいいと思ったのです」

 横河武蔵野がダノンネーションズカップで世界一に輝いているだけに、つまらない詮索をしてしまいがちだが、チームの事情を鑑みると、選手全員にストレスのない組み合わせは、今回の選択となるのかもしれない。「もちろん横河武蔵野の選手たちが早くからチームに合流できていて、みんなで一緒に練習をする時間があったのならば、すべての選手をシャッフルして、また別の経験も積ませてあげることができたんですけどね」と米原監督は話を終えた。決して意図的なものではなく、過密日程のなかでサッカーをする現代の子どもたちならではのケースであったようだ。

 さて、全日程を終えて閉会式に集まった各チームの選手たち。関東選抜少年サッカー大会のコメントを求めると「レベルの高い選手が多いので刺激になった。負けられないという気持ちが強くなった」という声が多かった。そして「所属チームとはスタイルが違ったので、戸惑いもあったけれど、新しいことを覚えることのできる、いい機会になった」や「ここでは個の仕掛けが重視されるので積極的に動いた」など前向きな発言を聞くことができた。きっと、これまでの自分とは違う『新しい自分』を発見した2日間だったのではないだろうか。

 

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