【第8回MUFGカップ東京大会】大会レポート
2015年03月02日
卒業記念サッカー大会 第8回MUFGカップ最後の記念大会で8チームが熱戦。元Jリーガー・安永聡太郎氏のサッカークリニックも開催!
[文・写真●山本浩之]
2月28日(土)、東京都稲城市のヴェルディ人工芝グラウンドにて「卒業記念サッカー大会 第8回MUFGカップ東京大会」の決勝トーナメントが開催された。
この日は参加48チームによる2日間の予選ラウンドを勝ち抜いた8チームが出場。試合は8人制による40分(20分ハーフ)で競われ、敗退してもフレンドリーマッチに参加できるため、各チームとも、最低でも2試合は、十分なインターバルが確保された状態で臨むことができた。
また本大会は、元Jリーガーの安永聡太郎さんがゲストとして試合を観戦し、チームごとにクリニックを行った。ゲストが来場するジュニア年代のサッカー大会は多くあるが、ほとんどがゲストとミニゲームで対戦するというものだけに、こうして自分たちのプレーをアドバイスしてもらうのは貴重な経験となったことだろう。参加した選手が安永さんのアドバイスを熱心に聞き入っている姿が印象的だった。
そして決勝戦は、Tachikawa elf FC(以下、Tachikawa elf ) とFootball.Club.Waragoma(以下、Waragoma)の顔合わせとなった。試合は2-2のままで前後半の40分間を終了すると、5分ハーフの延長でも決着がつかず、PK戦へと突入。5人全員が決めた Tachikawa elfが優勝となった。
Tachikawa elfは「決勝では、僕たちの特徴を出すことができたと思います。守備では前からプレッシャーをかけ、ボールを奪ったら、相手の裏のスペースをつくサッカーです。先制された失点のシーンは一瞬の隙をつかれてしまいました。相手のフォワードが右利きだったので、左に追い込むようにしていたのですが、もっと高い位置で守備をすることができていればという反省はあります」とキャプテンを務める2番・甲斐雅堂くんのコメントにもあるように、前半4分過ぎに先制点を許したものの、その後は徐々にペースをつかんできた。
前半13分には「ゴールキーパーが前に出ているのが見えたので浮かそうと思いました」という4番・小針歩人くんの技ありのループシュートが決まり同点に追いつくと、18分には10番・藤野高至くんの「上の方を狙っていました」というフリーキックはクロスバーを叩くとそのままゴールとなり勝ち越しに成功する。
後半の開始早々には、 Waragomaのコーナーキックからの展開でゴールを許し、試合を振り出しに戻されてしまうものの、Tachikawa elfは右サイドからの展開を中心とした攻撃を仕かけると、延長になってからは、ゴールキーパーの21番・久米以織くんの好セーブも飛び出した。
PK戦では、後攻めとなったTachikawa elfが、5-4のリードで迎えた5人目のキッカーは2番・甲斐雅堂くん。これまでチームを引っ張ってきたキャプテンは、優勝を託された重要な役回りにも臆することなく利き足を振りぬくと、放たれたボールはゴールマウスへと吸い込まれていった。
「今日は、最高の環境と天気のなかで、子どもたちが伸び伸びと普段どおりにサッカーを楽しんでくれたことに満足しています。この子たちは本当に真面目にサッカーと向き合ってきました。ここまでやらなくてもいいんじゃないかと思うほど、子どもたちだけでも真剣に話し合いをしていました。中学生になっても、その姿勢を忘れずに、これまで通り『よい準備とよいチャレンジをし続ける』ことに取り組んでもらいたいですね。子どもたちとは3年生からのつき合いなので、卒業は寂しいですが、次のステージへの出発なので気持ちよく送り出してあげようと思います」と、Tachikawa elfの中村太一監督は大きく成長した教え子たちを誇らしげに見つめていた。
まもなくジュニア年代を卒業する選手たち。
「入団するチームは足元の技術にこだわっているので、そこでテクニックを身につけて、ディフェンスを崩して得点までできるような選手になりたいです」
「小学生のときには、体格で優位に立てていたこともあったけれど、中学生になると差が縮まるので通用するか不安です」
「ジュニアユースでの最初の試合が楽しみです。そのときには、今日うまくできなかったことにも、もう一度チャレンジしてみたいです」
「中学では11人制になるので、ダイレクトプレーや細かいパスをつなぐサッカーをしたいです」
など、それぞれが期待と不安を胸にジュニアユース年代へと羽ばたいていく。そんな子どもたちに、安永聡太郎さんから「僕は、プロになって成功することばかりを求めたことがあります。でも、そうやって結果ばかりを求めていたら、失敗することが怖くなり、やがて自分本来のプレーまでを見失ってしまいました。結果だけにとらわれてしまうと身動きができなくなってしまうものなんです。だから、みんなは成功を求めるのではなく成長を求めてください」とエールが贈られた。
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