お父さんのための審判講座「試合中にケンカが起きたらどうする?」

2015年04月20日

コラム

本年度からいよいよ4種のリーグ戦が本格化されて試合の数や運営方法など、様々なことがこれまでとは大きく変わることが予想されます。そういったなかで、“審判”の質の向上は、ひとつの課題と言えるでしょう。しかし、試合の数が増えることにより子どもが所属するサッカーチームから審判を頼まれるお父さん、もしくはお母さんは、これからさらに増えていくことでしょう。そこで今回は、JFA前審判委員長も務め「サッカーのすばらしさを引き出すためには、競技規則(ルール)に書かれている以上のことを積極的に行う必要がある」と唱える松崎康弘氏から、『ポジティブ・レフェリング』について学びます。

(文●松崎康弘)


ポジティブレフリング

小学生の試合ではカードを使わないことを考える

 たとえ小学生であっても、ひとりの“選手”として接し、カードも競技規則にのっとって示すのが原則です。

 そうはいっても、小学生は心身ともにまだまだ未熟で、社会的な常識が十分に身についていないということも忘れてはいけません。

 小学生二年生の選手が試合中につかみあいのケンカになったらどうしますか?レッドカードを出すことは簡単です。

 でも、カードは出さずに、「そんなことしちゃだめだよ。サッカーを仲良く一緒にやろう!」

 と、さとしたほうがずっといいと思います。

審判イメージ

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