サイドバックは少し地味に見られるくらいが良い選手。アスピリクエタの堅実なプレー
2015年05月13日
サッカーエンタメ最前線一見目立たないが、よく見るとすごいプレーを90分間続けている
ではアスピリクエタが「完璧な選手」として評価いる点はどこにあるのでしょうか。
まず1対1での守備においてスピードで負けることはほぼなく、簡単にクロスをあげられてしまうこともそうない、といったところが挙げられるでしょう。
それらを裏付けているポイントは、相手との距離の取り方(間合い)、後ろを向いてボールを持った選手に対して寄せるタイミングのうまさにあります。単純にスピードで勝負できるアジリティがあるにも関わらず、「間合い」や「タイミング」で勝負できる。アスピリクエタはそういう細かい部分のプレーを神髄としている選手です。
さらに、こういった守備の能力のなかで最も評価されているプレーは“ポジショニングのミス”がない、というところです。不測の事態によって起こるピンチにも、中まで絞ってディフェンスする、なんていうシーンは良く見られます。
そういった“堅実”なプレーを1回1回着実に繰り返し、90分間続けられるプレーヤーだからこそ「完璧な選手」として評価されているのです。
チェルシーでのアスピリクエタが評価されている点を見ると、サイドバックというポジションにおいて最も重要なのは、ディフェンスでの貢献度だということがわかります。
つまりサイドバックとして守備さえ極めていれば、世界的なビッグクラブでも戦えるチャンスもあるということです。
ただアスピリクエタは、プロデビューした当初こそ右のウイングとしてプレーしていたこともあってか、攻撃能力も決して低くありません。
それでもアスピリクエタは守備面で評価され、モウリーニョ監督率いるチェルシーでも試合に出続け、スペイン代表にも招集されています。
守備的なサイドバックなんて地味だな、と感じることもあるかもしれません。しかし、むしろ目立たずに守備の仕事を“堅実”にこなしているサイドバックほど、実は良い選手なんだということを、ピッチでプレーする選手やテレビを見ているサッカーファンは忘れてはいけないのです。
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!2024.11.14
- 「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」が開催!2024.11.14
- U-19日本代表、メキシコ遠征参加メンバー発表。湘南ベルマーレ・石井久継も選出で10番を背負う!2024.11.08
- 「U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2024.11.07
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- ビルドアップ能力を自然に高めるスモールサイドゲーム。スペインで行われるトレーニングデザインとその意図とは
- 「フットサルって足下がうまくなりますよね」。それだけじゃないメリット “重要な決断” が繰り返される価値とは【8月特集】
- すぐに「痛い」と言い出す息子…。
- 【第37回全日本少年サッカー大会】三重県大会 決勝レポート「最後まであきらめない気持ちで試合終了間際に得点した、大山田サッカースポーツ少年団が優勝!」
- 【ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN】決勝大会 大会フォトギャラリー