サイドバックは少し地味に見られるくらいが良い選手。アスピリクエタの堅実なプレー
2015年05月13日
サッカーエンタメ最前線5月3日に行われたイングランド・プレミアリーグ第35節。あと3試合を残しながらもチェルシーが5年ぶりに5度目となるリーグ優勝を果たしました。今シーズンのチェルシーは、圧倒的な強さを見せた、というわけではありませんでしたが、モウリーニョ監督が率いるチェルシーはやはり堅実でした。そんな堅実なチェルシーを堅実なプレーで支えた選手がいます。それは左サイドバックのセサル・アスピリクエタ(スペイン代表)です。今回は、そのアスピリクエタのプレーからサイドバックの理想像を考えます。
(文●高橋大地/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images)
モウリーニョ監督から絶大な信頼を得るサイドバック
アスピリクエタは、スペインはCAオサスナの下部組織出身。2010年にフランスのマルセイユに移籍。2012年からチェルシーの選手としてプレーしています。
チェルシーに移籍した当初は右利きの右サイドバックとして活躍していましたが、モウリーニョ監督が就任してからは、アシュリー・コール(現・ASローマ)から左サイドバックの定位置を奪い、右利きの左サイドバックとして活躍しました。
今シーズンは、左サイドバックが本職のフェリペ・ルイス(ブラジル代表)を獲得したにも関わらず、モウリーニョ監督は左サイドバックのレギュラーとしてアスピリクエタを起用し続けているなど、利き足に関わらずサイドバックとしての能力をかなり買っているようです。
また、現役時代はマンチェスター・ユナイテッドで不動の右サイドバックとして黄金時代を支えたギャリー・ネヴィル(現在はサッカー解説者)にも「完璧な選手」と言わしめるほどに評価されています。
ではサイドバックというポジションにおいて「完璧な選手」はどういった選手でしょうか。無尽蔵のスタミナでアップダウンを繰り返す、攻撃に参加したときのクロスの精度が抜群、1対1で絶対に負けない守備力を持っている。あるいはサイドからボールを配給しゲームを組み立てることができる。
これらがすべてできたら確かに「完璧な選手」でしょう。しかし、アスピリクエタはアップダウンを繰り返して攻撃に厚みをもたらすタイプではないし、守備面でも圧倒的なフィジカルで相手のウインガーを吹き飛ばす、といったプレーを持ち味とするタイプの選手ではありません。
≪アスピリクエタの地味だけど堅実なプレー集≫
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