再び世界一になるために。進化を続ける大儀見優季選手が語る自分自身で目標を設定することの意味
2015年06月19日
サッカーエンタメ最前線目標は自分自身で設定するものだからこそ意味がある
同じサッカーなのに、感じる「楽しさ」が、それまでとは全く違った。サッカーで感じる喜びが、本物になった瞬間でもあった。
周りの期待に応えることを前提にがんばってきたそれまでとは違い、自分の意志で「こうなりたい」という目標に向かっていけるようになったのだ。与えられた目標ではなく、自分が定めた目標に向かう。
当然ながら、苦しいことを乗り越えるときのパワーも格段に増してくる。楽しさが違えば、練習の取り組み方も変わってきた。成長したいという一心で、次々に目標があふれてきた。
自分の意志、自分の本当の思いで、すべての目標を設定するようになったことで、何もかもが変わっていった。
一つひとつを達成できることが嬉しくて仕方ないし、極端なときは自然と笑ってしまったりもする。「ハッピー」と心の底から思えるようになり、自然とサッカーをしているときの笑顔が増えていった。
さらに、周りの期待に応えることに対しての喜びの感じ方も変わってきた。以前は、期待に応えたことで感じるのは安堵感だったが、今は違う。
自分が目標を達成したことによって、周りの期待に応えられたこともハッピーだと思えるようになり、さらに、ハッピーになってくれる人がいることも、素直に嬉しいと思えるようになった。その人たちの存在がパワーにもなっている。
他人から与えられた目標ではなく、自分自身で定めた目標だからこそ、本当の意味での達成感を感じられるようになったのだ。
自分自身で目標を定め、それに向かって突き進んでいくことは、人生をよりハッピーに感じさせてくれるし、その目標を達成したときの喜びをより大きなものにしてくれる。
<関連リンク>
・『大儀見の流技 アスリートとして、女性として輝くために』
プロフィール
大儀見優季
(おおぎみ・ゆき )
1987年7月15日生まれ。神奈川県出身。兄の影響を受け、林サッカークラブでサッカーを始める。2000年、日テレ・メニーナに入団。03年に日テレ・ベレーザに昇格し、翌年に日本代表Aマッチデビュー。11年には日本代表をFIFA女子ワールドカップ優勝に導く活躍をみせ、15年になった現在もなでしこジャパン不動のストライカーとして君臨する。
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【FIFA U-17女子ワールドカップモロッコ2025】U-17日本女子代表 メンバー発表!2025.09.19
-
【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!2025.09.17
-
U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】2025.09.08
-
U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!2025.09.08
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- “いい選手”は「2つのラインの交点に立つ」。ポジショニングに必要な「ボールなしペアリング」とは?
- U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】
- 【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!
- U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!
- 町クラブから選抜された選手たちがスペインで武者修行!バレンシアやビジャレアルなどと対戦
- 縦割りの練習、危なくない?
- やら・り~の基礎サッカー講座 サッカーあそび④「サッカーテニス」
- 【第39回全日本少年サッカー大会】富山県大会 決勝フォトレポート&結果「大激戦を制して小杉サッカークラブが32年ぶり2度目栄冠」
- 優秀な『ストライカー』の定義とは。日本の指導に足りない「勝負へのこだわり」
- 当てられるのではなく当てにいく。小柄なストライカーが屈強なDFと渡り合うコツ