世界一のファンタジスタ・ロナウジーニョの原点。実兄が明かす、知られざるストーリーと日本サッカーへの提言
2015年07月14日
サッカーエンタメ最前線ブラジルの子どもは10歳で家族を背負ってプレーする
アシス氏は当時のロナウジーニョについて、「とにかく明るい子どもで、ドリブルが好きだった」と述懐する。
芸術サッカーをこよなく愛し、「サッカーの喜びはドリブルとゴール。他の選手との差をつけるのはドリブルという局面」という信念を持つ兄のもとで、貪欲に学ぶ姿勢と、向上心を持ち続け徹底的にドリブル技術を磨いた。時には家の中で家具を障害物に練習することもあったという。
その後、16歳でグレミオとプロ契約を交わし頭角を表したロナウジーニョは、兄と同じ21歳でパリ・サンジェルマンに移籍。初の欧州挑戦は、アシス氏がプレー経験のあったフランスリーグを選択する。
今年6月末に来日したアシス氏は、日本の施設やグラウンド、育成風景を見学して回った。日本サッカーの印象について、「設備面はすばらしいものがある。特に商業施設の中にフットサル場を、という発想はブラジルにはないので驚いた。
ただ、練習に関しては経験・特徴によってメニューを振り分けるべき。2試合しか公式戦の経験がない選手と、50試合経験がある選手が同じメニューをこなしても差は縮まらないだろう?」と、苦言を呈す場面も見られた。
現在もJリーグに在籍しているブラジル選手とコンタクトをとり、中田英寿の出現以降、日本サッカーをこまめにチェックしているという。
「ブラジルの子どもたちは10歳ぐらいになると、おじいちゃんやおばあちゃん、両親の期待や生活を背負ってプレーするようになる。でも、日本の子どもたちはその頃学校のクラブ活動の一環や、遊びとしてプレーしている。ここは違いのひとつだと思う。そんな背景があるから、ブラジル人はどこに国でプレーしても適応できるんだ」と日本とブラジルの違いを分析。
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